ビッグウェイブサーフィンにおいて欠かすことのできない重要アイテムの一つとなっているジェットスキー。
トウインサーフィンであればサーファーを牽引するために使いますし、パドルインサーフィンならばサーファーの安全を確保するセーフティー要員として使われます。
そのジェットスキーの駆動力は頼もしいのですが、100%の安全を担保してくれるわけではありません。
今回の動画は、ナザレチャレンジで発生したジェットスキーの転覆映像をお届けします。
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つい先日、ポルトガルのナザレで開催されたトウインイベントのナザレチャレンジ。
同イベントは招待制イベントということもあり、トウインでのビッグウェイブサーフィンの経験豊富なサーファーが出場となりました。
となれば、当然ながらジェットスキーのドライビングスキルも豊かな経験を誇ります。
なぜならば、トウインサーフィンにおけるトウインパートナーは基本的にビッグウェイブサーファー同士で組むためです。
理由としては、ジェットスキーも万能ではないため。
エンジンを使用しているということは故障する恐れもあり、そうなった際にジェットスキーのドライバーもサバイバルできる能力が求められることからビッグウェイブサーファーがドライバーを務めるケースが多いのです。
ただ、いかに経験豊富なドライバーであっても、自然相手ということで全てが理屈通りに事が進むわけではありません。
思いも寄らない流れによって波に掴まる事故はあり、ナザレチャレンジでは2つの転覆事故が話題となりました。
1つ目は、チーム戦で優勝したルーカス”チャンボ”チアンカとカイ・レニーのチームに発生した事故。
カイが波に乗ってワイプアウト後、チャンボが出来るだけ早く救出しようとセットが迫りくる中でカイをピックアップ。
なのですが、直前にブレイクした波のホワイトウォーターで後方から迫っていた波のフェイスがガタガタになっていたことから、バランスを崩して転覆することに。
2つ目は、ウイメンズ部門優勝のジャスティン・デュポンとピエール・ロレのチーム。
ジャスティンが波に乗り終えピエールがピックアップし、ブレイク寸前の波をすんなりスルーすると思いきや、リップに引っ掛かって岸側に押し出されてダウン。
動画のタイトルには「ヤバすぎるジェットスキーでのフローター」と記されています…。