現地時間2022年6月24日(ブラジル)、CT(チャンピオンシップツアー)第8戦となる「Oi Rio Pro」が開催。
リオデジャネイロ州サクアレマを舞台にしたイベントです。
イベント2日目の本日は、メンズはラウンド2のみ、ウイメンズはラウンド2~クオーターファイナルまで終了となりました。
今回の記事は、オイリオプロのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、今後の波予報といったイベント情報に関するニュースをお届けします。
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イベントレポート
ウイメンズ
ウイメンズのラウンド2からスタートした本日。
ラウンド2では早くも番狂わせが発生し、ヒート2でイザベラ・ニコルスと対戦した現CTランク3位のステファニー・ギルモアがまさかの1コケと言う結果に。
2人のスコアは僅差といったところでしたが、シングルハイスコアで勝ったイザベラの大金星となりました。
その後はヒート4で、ブリッサ・ヘネシーとレイキー・ピーターソンと言うトップ5同士による直接対決。
このヒートでブリッサは珍しく2ポイント台のロースコアしかマークできず、ステフと同じく1コケに終わっています。
今イベントの波予報を考えると、本日はメンズをメインに進行していくと思っていましたが、メンズの代わりにウイメンズのクオーターファイナルをオン。
ウイメンズの現トップ5で、クオーターファイナルで敗退したのはレイキー・ピーターソンのみ。
レイキーは今季唯一ミッドシーズンカットをパスしたツアールーキーのガブリエラ・ブライアンとロースコアバトルの接戦の末に敗退。
トップ5でセミファイナルまで勝ち上がったのは、カリッサ・ムーアとジョアン・デフェイの2名のみ。
ウイメンズのランキングで興味深いのは、トップ5圏外となるCTランク6~10位までのポイント差が5,000ポイントも離れていない点。
つまり、優勝でもしようものならば一気にランキングが変動するほど不安定なシチュエーションなのです。
そして本日セミファイナリスト入りしたガブリエラ・ブライアンとタティアナ・ウェストン・ウェブがもしも優勝したらと考えると、ウイメンズの今後のヒートを見るのが楽しみになります。
本日の結果
今後のヒート表
メンズ
メンズラウンドも番狂わせに揺れる展開となり、ヒート1では現CTランク3位のグリフィン・コラピントがペルーのミゲル・トゥデラに敗れる波乱が。
ミゲルはパイプといったビッグバレルに強いイメージはあったものの、本日のようなコンディションでグリフィンを破るとは誰も想像していなかった快挙と言えるでしょう。
大金星を挙げたミゲルのコメントは以下の通り。
前イベントで優勝直後のグリフィンだけに、タフなヒートになるだろうなって思ってた。
そこで全力を出し切り、レフトに狙いを定めてエアリアルのメイクに専念したんだ。
最終的に、ヒートがタイスコアになった後にもう一回チャンスを手にすることができてラッキーだったよ。
あの波でエアリアルをメイクしたことはしたんだけど、正直言ってどうやったのかあまり記憶に残ってないよ。
それでも十分にハッピー。
ヒート3に進むと今後はCTランク5位の五十嵐カノアが、イベント開催直前に出場が決まったマテウス・ハーディに敗れることに。
マテウスは失うものの無いワイルドカード出場であり、さらにはブラジリアンが得意とするパント向けのショートライドウェイブと言う点も有利であったことでしょう。
ロースコア続きのヒート展開で中盤になると、マテウスがまずは単発エアリアル、その後はエアリアルのコンボで本日のトータルハイエストスコア16.00をマークして番狂わせを起こしました。
トップシードではないものの、本日の番狂わせの一つと言えたのがガブリエル・メディナの敗退で、破ったのはカラム・ロブソン。
ただ、ガブリエルはらしくないと言えるほどエアリアルのメイクに失敗し、その理由について後に以下のように語っていました。
膝にちょっと痛みを感じてて、2回目のエアーの時にスリップして右膝の内側にサーフボードがヒットしたんだよね。
他のバリエーションのエアーにもトライしてみたけど、ちゃんと着地できるって自信がなかった。
エアリアルの得意なブラジリアンは極端に怪我をすることも少ないので、意外であった今回のガブリエルの不調。
大怪我に繋がらなければ良いのですが、進捗状況が気になる所です。
本日のビッグモーメントと言えたのは、カイオ・イベリがロングバレルをメイクした事でマークしたパーフェクト10。
ちなみに、カイオのキャリアにおいて初となるパーフェクト10との事でおめでたいと共に、凄まじいまでのディープバレルは強烈でした。
本日の結果
今後のヒート表
ハイライト動画
波予報
今後の波予報ですが、スウェルがサイズアップするとオンショアを伴う見込みが大半となっているので、丸一日かけてのイベント開催は難しいかもしれません。
基本的に良い日で、朝一から午前半ばまではクリーンコンディションで、その後はオンショアの予報続きなので、朝一のみ開催で進行していく可能性が高いかなと思います。
まとめ
日本とリオデジャネイロ州の時差は12時間で、日本の方が12時間進んでいます。
現地時間の6月25日のファーストコールは午前7時15分の予定となっていて、日本時間では6月25日午後7時15分となります。
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イベントサイト「OI Rio Pro」