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昨シーズンから新たに採用される事になったWSLファイナル。

レギュラーシーズンのトップ5が参加し、1日限定イベントでワールドチャンピオンを決定しようというCT(チャンピオンシップツアー)のシーズンラストとなるイベントです。

今年もすでにレギュラーシーズンを終えトップ5が決まっていて、WSLファイナルのウェイティングピリオドは9月8~16日。

今回の記事は、WSLファイナルのフォーマットなどに関するニュースをお届けします。


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WSLファイナルとは

昨年2021年シーズン前までは、現在のレギュラーシーズンの結果をもって決定していたCTのワールドチャンピオン。

サーファーは波の種類によって得意不得意があるので、世界中のバラエティ豊かなサーフスポットでイベントを行い、総合力を競うという内容でした。

だからこそ、1つのイベントだけでメダリストが決まるオリンピックより、ワールドタイトルの方が意味があるというサーファーもいるほど。

なのですが、WSLファイナルは言ってみればオリンピックの方向に寄せたとも言えます。

このようなフォーマットに変わった理由として「ワールドチャンプがすでに決定しているCT最終戦の視聴数は顕著に下がる」とWSLオーナーが口にしていたのでイベントとして盛り上げる目的が大きいようです。

WSLファイナルのイベントフォーマット

イベント会場となるのは、昨年に引き続き南カリフォルニアのローワーズ(ローワー・トレッスルズ)。

ハイパフォーマンスウェイブとして知られるボトムが玉石のポイントブレイクです。

当初はインドネシアのマカロニやレイキーピーク、メキシコのサリナクルスと噂されていましたが、コロナ禍の移動制限がおそらく原因となり、2年連続でローワーズなのでしょう。

ヒート表は以下となります。

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流れとしては、トップ5の中で下位のものから対戦して勝者が勝ち上がっていくトーナメント方式。

最終戦はタイトルマッチと呼ばれ、タイトルマッチだけは3ヒートの中で2ヒートを制したものがワールドチャンピオンとなります。

2021年より以前であれば、CTランク4位や5位のサーファーはタイトルレースにすら参加できないケースがあったので、WSLファイナルは大いなるチャンスとも言えます。

ですが、4位または5位のサーファーがワールドチャンプになるには、最少5ヒート、最多で6ヒートも対戦しなければならないので至難の業とも言えます。

ちなみに、昨年はレギュラーシーズンの結果通りとなるCTランクトップであったガブリエル・メディナとカリッサ・ムーアがタイトルマッチを制しました。

まとめ

今年はタヒチでのレギュラーシーズン最終戦で、五十嵐カノアがWSLファイナル出場を決めたので、日本人ファンとしては楽しみが増したと言えます。

また、CTランクトップのフィリペ・トレドが初のワールドタイトル獲得となるのか、カリッサ・ムーアが6度目のタイトルを獲得するのかなど注目すべき点は多々ありますね。

果たして、シーズンラストでどのようなフィナーレが待ち受けているのか楽しみにしたいところです。