年々縮小しているイメージが強いビッグウェイブシーンのイベント。
コロナの影響も相まってと言う点も否めないのですが、WSLはビッグウェイブイベントをスケールダウンしましたし、今年はそもそもビッグウェイブアワードを開催していないような。
そんな状況を打破すべきイベントが今年から始動しました。
今回の記事は、今年が初年度となったビッグウェイブイベント「New Big Wave Challenge(ニュービッグウェイブチャレンジ)」の結果発表に関するニュースをお届けします。
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ビッグウェイブシーンにおける最大の祭典であったのがビラボン開催によるXXLアワード。
そのXXLアワードやビラボンオデッセーと言うビッグウェイブプロジェクトの仕掛け人であったのはビル・シャープです。
ただし、XXLアワードは後にWSLによるビッグウェイブアワードとして開催されていたものの今年は開催に至らず。
そのタイミングにして、新たにビルが仕掛けたのが今回のニュービッグウェイブチャレンジで、10月28日にポルトガルのナザレにて初開催となりました。
イベントで対象となるライディングは、2022年8月~2023年7月までに撮影された映像。
そして結果は以下のようになりました。
*Surfer of the Year
メンズ:ネイザン・フローレンス(ハワイ)
ウイメンズ:ジャスティン・デュポン(フランス)
*Ride of the Year
メンズ:ネイザン・フローレンス
ウイメンズ:ジャスティン・デュポン
*Paddle
メンズ:チャチャ・イバラ
ウイメンズ:ローラ・エネヴァー
*Biggest Wave
メンズ:ニック・ヴォン・ラップ
ウイメンズ:ジャスティン・デュポン
*Wipeout of the Year
ダニー・グリフィス
*Young Gun
どれも半端ではないライディングですが、メンズとウイメンズ共に最も名誉ある「Ride of the Year」受賞者は納得ですね。
メンズのネイトのマラモアでのライディングは、おそらく数年に1本に値するほどのライディングでしたので。
また、ジャスティンはウイメンズのビッグウェイブシーンにおいては頭が一つだけでなく二つも三つも突き抜けていると言えるでしょう。
しかも、ジャスティンはパドルインとトウインの両方をこなすわけなので、今後数年はウイメンズのビッグウェイブサーファーはジャスティンの背中を追いかける格好になることでしょう。
さて、このようなイベントがなければ素晴らしいビッグウェイブライディングも日の目を浴びないものの方が多い事になるので、素晴らしいイベントだったと言えるでしょう。
来年も開催となれば、エルニーニョイヤーのライディングになるのでさらに盛り上がる事になるのではないでしょうか。
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公式サイト「New Big Wave Challenge」