Photo by Pierre Tostee/World Surf League

現地時間(南アフリカ)2024年6月22日、Jベイ(ジェフリーズベイ)にて開催されていたWSLスペシャルティイベント「J-Bay Classic」が終了。

団体戦は「ステファニー・ギルモア」チーム、個人戦はメンズがフレデリコ・モライス、ウイメンズがサラ・バウムの優勝で幕を閉じました。

今回の記事は、2024年Jベイクラシックのイベントレポートやハイライト動画などと言ったニュースをお届けします。


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CTイベントではなくスペシャルティイベントと言う事で、プレスリリースも少なく全体像を把握することが難しかった今イベント。

でしたが、6月17~23日の一週間近くもホールディングピリオドを設け、Jベイを貸切るのですから豪華イベントであることに間違いありませんでした。

まず、同イベントに出場したサーファーはメンズが12名、ウイメンズが6名で以下の通り。

メンズ

マーク・オキルーポ
アドリアーノ・デ・スーザ
ジョシュ・カー
マット・ウィルキンソン
フレデリコ・モライス
マイケル・フェブラリー
ジョシュ・フォークナー
ルーク・トンプソン
スティーヴン・ソイヤー
タイド・リー・アイルランド
ショーン・ホームズ
ジェームス・リビンク

ウイメンズ

ステファニー・ギルモア
サリー・フィッツギボンズ
ココ・ホー
セイジ・エリクソン
シエラ・カー
サラ・バウム

この中でワールドチャンピオンのオッキー、アドリアーノ、ステフの3名をリーダーとした3チームが結成され、団体戦(チームチャレンジ)が行われました。

団体戦は日付を跨いで開催されたり、プレスリリースもなかったので進捗も良く分からなかったのですが、結果的にはチームステフが制することに。

参考までに、ステフのチーム編成はサリー、ジェームス、ショーン、マイケル、マットでした。

個人戦もユニークなフォーマットになっていて、真夏にモルディブで開催される同じくスペシャルティイベントである「チャンピオンズトロフィー」に似た感じでした。

オープニングラウンドは「ツインフィン」、「スラスター」、「ボーナス」と3つのラウンドを行い、その後のセミファイナルからファイナルはトーナメント方式となりました。

メンズでファイナルまで勝ち残ったのはフレデリコ・モライスとマイケル・フェブラリーの元CTサーファー対決となり、フレディが優勝を果たす結果となりました。

優勝したフレディのコメントは以下の通り。

Jベイは特別な場所だけに感極まるね。

世界の中でもトップレベルの波だし、ローカルも親切だから僕にとって大好きな場所だから。

コンテストがあったりフリーサーフィンもしたりと本当にスペシャルな一週間になって、これこそ僕が望んでいたものになったよ。

世代を問わず世界中のアイコニックなサーファーたちと一緒サーフできたのは良かった。

ツインフィンでサーフしたのが初めてだったのも良い経験だね。

ファイナルではスタイリッシュなマイケル・フェブラリーと対戦して優勝することができたんだから、まさにスペシャルそのもの。

ウイメンズサイドでファイナルまで残ったのは、ローカルトライアルから勝ち上がってきたサラ・バウムと元CTサーファーのサリー・フィッツギボンズ。

そしてサラはトライアルの勢いそのままに、本戦にて優勝という快挙を達成することになりました。

Jベイイベントにおいて、ローカルトライアル出場から優勝した南アフリカ人サーファーは、1987年のシャヴォン・ヒル以来の偉業とのこと。

優勝したサラのコメントは以下の通り。

何が起きたのか理解が追い付かなかったの。

あの波をメイクした瞬間、感情が溢れて来てコントロールできない状態になって。

普段は波を乗り終えてクレームする事なんてないんだけど、あの波ではクレームしちゃったの。

ビーチからはみんなの声が鳴り響いているのが聞こえて、思わず頭に鳥肌が立ったほどだわ。

ヒートではいくつかミスを犯したけど、気にしないで先に進むことだけに専念した。

このイベントでは自分のサーフィンに磨きをかける事が出来たって感じてるの。

今後はバリトでのCSイベントにオリンピックが待ってるから、この勢いのまま自分を信じて突き進もうと思っているわ。

イベント最終日ハイライト動画

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