先週末6月22~23日に静波のサーフスタジアムで開催されたエアショー「Stab High(スタブハイ)」。
ウェイブプール開催と言う事で全てのサーファーに平等なチャンスが与えられるので、通常の海開催で波運に左右されるサーフィンイベントとは大幅に異なる類を見ない内容です。
今回の記事は、2024年スタブハイのイベント結果や動画といったイベント情報に関するニュースをお届けします。
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サーフシーンにおいては圧倒的に注目度の高いイベントとあり、大いにSNSも沸いていた今イベント。
特にスタブハイは「ウェイブプールでのエアショー」がテーマでありながら、コロナ禍によって海開催となったり紆余曲折し、ついに今年はウェイブプール開催に戻った記念すべきイベントとなったので。
イベント結果からお届けしていくと、まずは若手サーファーガール(15歳以下)の「Lady Bird」部門を制したのはタヒチ出身のキアラ・グールド。
タヒチと言うとチョープーのイメージが強く、実際にキアラもすでにチョープーチャージしているサーファーなので、エアリアルも行けると言うのは印象的ですね。
15歳以下のボーイズ世代となる「Bottle Rockets」部門を制したのは、メキシコのルーカス・スカンベイル・キャシティ。
テールハイではなくフラットスピンに近いエアリバースと言うことで、エアウインドを使えないので難易度が高くモダンなバリエーションと言えるでしょう。
本戦となるラウンドで優勝を果たしたのは、2019年の同イベントではビッゲストエアー賞を受賞経験もあるエイトン・オズボーン。
エイトンのウイニングエアーとなったのはBS(バックサイド)ステールフィッシュのフルローテーションでした。
特別賞として「モンスターエアー」部門を受賞したのはメイソン・ホー。
かつてのビッゲストエアー部門のような感じで、インパクトのあるエアーをメイクしたサーファーに送られる賞のようです。
そして受賞したのは、メイソンによるフットオフ系となるジュードーエアーとなりました。
さて、今年のスタブハイを全て見たわけではないのですが、トレンドとして「ステールフィッシュ」グラブが色濃かったように思えます。
グラブで言えば、以前に主流だったのは体正面の前方の手でグラブするミュートで、サーフィンではミュートグラブを「スロブエアー」と呼んでいました。
その後、グラブにおけるセンセーショナルなニュースとなったのは、2020年スタブハイで優勝したイアン・クレーンのステールフィッシュでしょう。
当時はステールフィッシュと言うと、イアンのシグネチャームーブと言えるほどのインパクトを残しましたので。
ステールフィッシュは、背中側の後方の手でグラブするということでシンプルに難易度が高い事でしょう。
サーフィンする上で後方の手はコントローラーのように振るので、その手でグラブに行くと言うことで容易ではないことが分かります。
なのですが、エアリアルサーファーにとって今ではステールフィッシュがスタンダードになってきていると今イベントを通じて感じさせられました。
今イベント前にアルビー・レイヤーやマット・メオラが公開したバリエーションもメイクされるようになれば一気にレベルは上がるので、今後のエアリアルの進化からも目が離せないと言えますね。
*初日ハイライト動画
*最終日ハイライト動画