Photo by Pierre Tostee/World Surf League

現地時間2024年7月8日(南アフリカ)、CS(チャレンジャーシリーズ)第3戦「Ballito Pro」が終了。

今シーズンのCSは6戦から成り、今回でちょうど前半戦を終えた事になります。

そしてCT(チャンピオンシップツアー)クオリファイをかけたランキング争いが早くも大きな動きを見せています。

今回の記事は、2024年バリトプロを終えた時点における最新CSランキングとCTクオリファイに関する考察ニュースをお届けします。


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2024年バリトプロのイベント結果

今イベントで優勝したのはメンズが元CTサーファーのイアン・ゴーベイア、ウイメンズが若手のベラ・ケンワーシー。

まずはイアンの優勝コメントは以下の通り。

クレイジーなフィーリングだね。

僕のキャリアにおいて今回の結果は最大だから、優勝できて嬉しくてしょうがないよ。

ここまでのプロセスがあまりにワイルドだったし。

僕個人の結果と言うより、家族やチームへの比重の方が大きくて、僕をサポートしてくれたみんなが喜んでくれているだろうし、僕もみんなに喜んでもらえて嬉しいんだ。

今シーズン終わりにはCSランクトップに立ってクオリファイしたと願っているよ。

続いてはベラの優勝コメントとなります。

最高の気分。

優勝するなんて期待しないでイベントに参戦していたし。

次戦のUSオープンは会場がホームから近いから、出場が楽しみだわ。

できれば今回の優勝の勢いのまま行ければって願ってる。

バリトプロ後の最新CSランキング

前半戦のラストとなるバリトプロを終えた時点における最新ランキングは以下の通り。

メンズ

メンズは比較的、好成績が分散しているので現時点において大幅な差を付けているサーファーはウイメンズに比べると少ないです。

そんな中、今回優勝したイアンは安定した成績を残している数少ないサーファーの一人で、現時点におけるトータルポイントは19,490ポイント。

昨シーズンも今季と同じ全6戦でCSは開催され、トップ10のみクオリファイとなるメンズの2023年CSランク10位でクオリファイを決めたサーファーは17,120ポイント。

と言うことは、イアンはすでにほぼクオリファイ確定のラインに達したと言えるでしょう。

現CSランク2位のサミュエル・プポは15,865ポイントなので、こちらも今後よほどのことがない限りはクオリファイを決めてくると思われます。

と考えると、やはり元CTサーファーの安定感は素晴らしいと言わざるを得ない結果ではないでしょうか。

ウイメンズ

メンズよりもコンスタントに好成績を残すサーファーが多い上、クオリファイラインとなるトップ5には新旧サーファーが集まる興味深い様相となっているのがウイメンズ。

10代のエリン・ブルックスやベラ・ケンワーシーに対し、30代でベテランのサリー・フィッツギボンズが肩を並べているわけですから。

ちなみに、ウイメンズのCTサーファーは20代でリタイアするケースが大半で、30代でもツアー在籍するサーファーは限られたタイトルレース経験のあるトップサーファーのみ。

と考えると、10代でCTクオリファイに関わってくるのは、ウイメンズの世界では決して早すぎるわけではないのです。

そんなウイメンズの昨年のクオリファイのボーダーラインを確認すると、22,000ポイントといったところ。

ウイメンズはクオリファイできるサーファーがトップ5のみと少ないので、メンズほど早くクオリファイ確定とはなりづらいのですが、ランキング1位のイザベラ・ニコルスと2位のエリンはかなり近い位置にいると言えるでしょう。

まとめ

次なるCS第4戦「Lexus US Open of Surfing」の会場となるのは、カリフォルニア州南部のハンティントンビーチ。

イベントのホールディングピリオドは、2024年8月6~11日の設定となっています。

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