今年7月にオーストラリアでシャークアタックの被害に見舞われたカイ・マッケンジー「Kai McKenzie」(23歳)。
ノア・ディーンなどが共同創業者を務めるサーフアクセサリーブランド「Rage」のライダーであった事から、ノアやショーン・マナーズなどがお見舞いに訪れていました。
そのカイは残念ながら右足を失う結果となったのですが、この事故を無駄にしないためにカイの仲間が立ち上がることに。
今回の記事は、カイ・マッケンジーのシャークアタックをきっかけにカイの仲間が立ち上げたプロジェクトに関するニュースをお届けします。
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カイの事故を振り返ると、カイはシャークアタック後に自力でビーチに戻ってきた後、たまたま犬の散歩をしていた元警官がカイと遭遇。
そこで元警官は犬のリードを即席の止血帯として使い、カイは助かったとも言われています。
つまり、カイの仲間は然るべき道具がビーチに常備されていれば、助かる命もあると考えたのです。
そして誕生したのが「Shark Bite Kit」。
同梱物は、止血帯などと言ったシャークアタック被害に遭った際に必要となるアイテムや実際の利用方法の指示書などだそうです。
同キットはまずカイが被害に遭ったビーチに設置し、その後は周辺エリアでライフガードが常駐していないエリアや人里離れたエリアに設置していくとのこと。
さらなる野望としては、SNSを活用して地域性に限定せずに全国区での設置を目指していくそうです。
さて、オーストラリアは世界的に見てもシャークアタックの発生頻度が高い国であるため、これまでにも行政レベルで様々な対策が講じられてきました。
それでも防ぐことができないのが現実なので、予防はもちろん大切なのですが、今回のような事後策にも力を入れる時期なのかもしれません。
とにもかくにも、友達の事故を目の当たりにして、即座にこのような行動に出ることは素晴らしい事ではないでしょうか。
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参照記事「Friend of shark bite survivor Kai McKenzie rolls out emergency response kits」