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Photo: WSL

2016年のシーズン開幕直前、2016年はワールドツアーにフル参戦しないと突然の発表を行った3×ワールドチャンピオンのミック・ファニング「Mick Fanning」(35歳)。

そして迎えた今年2017年、ミックが復帰するだろうとは思っていたものの、一度ツアーから離れると気持ちが変わる可能性もあるので気になっていました。そんな中、ようやく今季ツアーへのフル参戦を正式に発表。

今回の記事は、2017年ワールドツアーに完全復帰するミック・ファニングのコメントを紹介します。


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2014年と2015年はWCTランク2位となり、二年連続でワールドタイトルを逃したミック。また、2015年にはJベイ(南アフリカ)でのシャークアタック、パイプマスターズ期間中に兄の他界といった不幸が重なり、2016年はツアーから少し距離を置く決断を下しました。

2016年にツアーへのスポット参戦を発表した際、2017年に向けての充電期間とは口にしていたものの、今季フル参戦を本人がコメントしたことで復帰確定という嬉しいニュースです。

「今シーズンのツアーにフル参戦することを決めたよ。リラックスできた2016年も良かったけど、再びコンテストジャージを着用することにエキサイトしてる」

「2015年はタフな年だった。カメラの前でもプライベートでも色々なことがありすぎて、疲れ果てたんだよね。幸い、ツアーから少し離れることが許される状況だったから、スポット参戦にさせてもらったんだ」

「結果的にスポット参戦でクオリファイできて良かったよ。ビード・ダービッジとオーウェン・ライトのワイルドカード枠を使わないで済んだから。でも、今年はシード順位18位っていう例年と違う変化があるんだけど」

「今年のツアーサーファーの顔ぶれには凄いエキサイトしてる。過去最高のサーファーが揃ってるんじゃないかな。このメンバーの中で、是非ともタイトルレースに絡みたいね」

今季はワールドタイトルを全力で狙うと宣言した11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターは、ミックの復帰について以下のようにコメント。

ジョンジョンに触発されたケリー・スレーターが45歳になる来年のワールドタイトル狙いを公言

「ミックが100%の状態なら、間違いなく今年のワールドチャンピオン候補。だって、ミックは世界で3本の指に入るサーファーなんだから。様々な会場での優勝を考えれば、タイトルレースに絡まないほうがおかしいよね」

さて、ミックが言及した「今年のツアーサーファーは過去最高」というコメントは、今回の場合、外人特有の大げさな言い回しではないように感じます。

今季ワールドチャンピオン候補としては、これまでにタイトルを獲得した中からは若手のジョンジョン・フローレンスにガブリエル・メディナ、ベテランのケリーとミック。

上記以外でツアーでの調子を上げているサーファーとして、ジョーディ・スミス、コロヘ・アンディーノ、フィリペ・トレドと、今季ツアーを制する可能性が高いサーファーの数は過去最大かもしれません。

ケリーが2017年をツアー最後の年にするのならば、2017年シーズンがベストイヤーとなる可能性は十分にあり得ます。そのため、タイトルスポンサーであったサムスンとWSLの契約解消による影響がなければ良いなと願っています。

WCTタイトルスポンサーのサムスン電子がWSLとのパートナーシップを解消

参照記事:「Mick Fanning Wants Another World Title in 2017

*ミック・ファニングの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

ミック・ファニングがライトのパーフェクトバレルを貸切サーフ@サーチトリップ

ミック・ファニングやロブ・マチャドなどリーフライダーが珊瑚海へサーフトリップ

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