昔からCT(チャンピオンシップツアー)で活動するブラジリアンサーファーの姿はありました。
なのですが、世界的に注目を浴びるようになったのはブラジリアンストームと呼ばれる存在ではないでしょうか。
実際にブラジルへとワールドタイトルをもたらしたのも、ブラジリアンストームなので。
今回の動画は、ブラジリアンストームの少し前の世代にあたるブルーノ・サントス「Bruno Santos」(41歳)によるインドネシアでのシーズンハイライト映像をお届けします。
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ブラジリアンストームの最初の世代が2015年にワールドチャンピオンに輝いたアドリアーノ・デ・スーザと言われています。
そのアドリアーノが現在37歳で、ブルーノが41歳なので少しだけ上の世代となります。
ちなみに、ブラジリアンストームとはブラジルのサーフィン業界が本気でブラジリアンのワールドチャンピオンを輩出しようとしたムーブメント。
期待の持てる若手を引っ張り上げ、サーフィンやトレーニングはもちろんのこと、インタビューに対応できるよう英語教育を施したり、世界の舞台で渡り合っていける存在を生み出すためのプログラムでした。
そのため、選抜されたサーファーは若くしてホームを離れることになるので、日本で言うスポーツ推薦で故郷を離れて全寮制の高校に行くような感じに近い気がします。
ただ、目指すゴールがそれまでにブラジリアンとしては存在していない世界トップという目標が凄く、さらに実現させた点が強烈。
何はともあれ、そのようにコンペの世界にフォーカスしてきたものの、一方のブルーノはヘビーウェイブのスペシャリスト。
チョープーでのCTイベントにワイルドカード出場して、ビッグネームキラーを演じたりと当時の世代のブラジリアンとして少し毛色の異なる存在だったと言えるでしょう。
そんなブルーノによる今回の動画の舞台は、ロンボク島デザートポイントとメンタワイ諸島のザ・ホール。
いずれもヘビーなレフトバレルスポットで、潰されたと見えながらメイクしてくる様子は経験豊富なバレルスペシャリストであることを感じさせられます。