スチュアート・ケネディ

昨シーズンは惜しくもWCT入りを逃したものの、今季は怪我で負傷したWCTサーファーが多かったことから、ワールドツアー初戦からリプレイスメント出場を続けているスチュアート・ケネディ「Stuart Kennedy」(26歳)。

WCTイベントも第六戦を終え(全11戦)、現在のツアーランクは25位。WCTサーファーではないものの、トップ22でシーズンを終えれば来シーズンのツアー入りを決められるので、これから正念場ですね。

今回の動画は、スチュアート・ケネディが南アフリカのJベイ(ジェフリーズベイ)やホームブレイクであるレノックスヘッド(オーストラリア)でフリーサーフする映像をお届けします。


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今回の動画で注目の点は、スチュアートの乗っているボード。スチュアートが乗るのは、スレーターデザインズの「サイファイ(Sci-Phi)」モデルのファイヤーワイヤー(FireWire)版。

何だかややこしい説明になっているので少し説明を。「スレーターデザインズ」とは、11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターが、今年頭に発表した新しいサーフボードブランド。

ケリー・スレーターがサーフボードブランドを始動!?「Slater Designs」とは

ケリー・スレーターのボードブランド「スレーターデザインズ」が3モデルをお披露目

スレーターデザインズは、特定のメインシェイパーを抱えたボードブランドではなく、様々なシェイパーとケリーがテストを重ねた結果、ケリーが気に入ったモデルをスレーターデザインズからリリースします。

今回のサイファイモデルは、トモことダニエル・トムソンがシェイプしたサーフボードモデルとなります。

サーフボードの進化の過程で生まれたTomoによる未来型ウルトラハイパフォーマンスボード

ファイヤーワイヤーは、スレーターデザインズ同様、様々なシェイパーのサーフボードモデルを、ファイヤーワイヤーの独自技術を駆使して製作しています。

そんなファイヤーワイヤーの大株主であるのがケリー。2015年前半、ケリーがファイヤーワイヤーの株式を大量購入したのは記憶に新しいのではないでしょうか。

こういった経緯があるので、スレーターデザインズのボードモデルが、ファイヤーワイヤーからもリリースされているのです。同じボードモデルが異なるブランドからリリースされているので、両者の違いは何か気になる方がいると思います。

違いは、ボード素材や製造技術。どちらも環境面に配慮した最先端技術を用いているので、試乗ができるなら、乗り心地が好みのボードを選ぶのがベストですね。

上記を踏まえた上で、スチュアートはファイヤーワイヤーの中でトモによるボードモデルのライダーなので、サイファイに乗っているというわけです。

現在、世界の中で注目度はトップレベルと言えるスレーターデザインズのサイファイ。じっくりとチェックして見て下さい。

スチュアート・ケネディの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

厳しいプロサーファーの世界!クイックプロで脚光を浴びたスチュアート・ケネディの道のり

カレンやケリーも気に入る盟友トモのボードで来年はツアー入り!?:スチュアート・ケネディ

見分けられますか?サーフスタイルがそっくりなミック・ファニングとスチュアート・ケネディ

2014年8月に撮影されたスチュアート・ケネディのフリーサーフ映像

ダニエル・トムソンによる奇抜ボードでフリーサーフするスチュアート・ケネディ