Photo by Cait Miers/World Surf League

現地時間2025年5月20日(オーストラリア)、西オーストラリア州マーガレットリバーを会場とするCT(チャンピオンシップツアー)イベント第7戦「Western Australia Margaret River Pro」が開催。

イベント2日目となった本日は、メンズのラウンド2~3とウイメンズのラウンド2が開催となりました。

今回の記事は、2025年マーガレットリバープロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。


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2025年マーガレットリバープロのイベントレポート

メンズ

メンズをメインとした進行となった本日。

敗者復活戦となるラウンド2からスタートし、ラウンド2ではワイルドカードが活躍することに。

ジェイコブ・ウィルコックス、ウインター・ヴィンセント、マイキー・マクドナのワイルドカード3名全員がラウンド2を勝ち上がる波乱を巻き起こしたので。

ラウンド2でイベント敗退となったのはヒート順に、ライアン・カリナン、セス・モニーツ、アレホ・ムニツ、デイヴィッド・シルヴァの4名。

ラウンド3に進むと、2ヒート同時進行となるオーバーラッピングヒートに切り替えてスタート。

本日のトータルハイエストスコア17.13、シングルハイエストスコア9.00をマークしたのはレオナルド・フィオラヴァンティ。

ビッグサイズのマーガレットリバーで最大の難所は、エンドセクションとなる豊富な水量の壁が迫りくるインカミングセクション。

このインカミングセクションを上手くクリアし、尚且つホワイトウォーターとフェイスの際と言うライン取りは完璧なボードコントロールができるからこそのテクニックが光っていました。

個人的に最も印象的だったのは初日レポートでも記したジョアン・チアンカ。

前述したインカミングセクションのいなし方として、現在最も有効と考えられるのはジョンジョン・フローレンスのシグネチャームーブであるレイバックハックでしょう。

レイバックで全体重をレールに預けることで爆発的なスプレーを飛ばしながら、高速ターンでクリティカルセクションから最速で離れることが可能なためです。

つまり、波が爆発する箇所でパフォーマンスを見せてから即座に避難といった感じですが、ジョアンのやり方はパワーで抑え込むんですよね。

時代の流れに合わせることなく、自己流のスタイルを貫く様は見ていて非常にエキサイティングなのでシンプルにワクワクさせられます。

コンテストサーフィンと言うと、勝つためには極力ミスを減らして同じことを繰り返すのが鉄則なのでマシンサーフィンと言われたりして、フリーサーフィンよりも見応えが劣る事が多いです。

なのですが、コンテストサーフィンでギャラリーにサプライズを与えるライディングを見せるジョアンのパフォーマンスは圧巻です。

ラウンド2でワイルドカードが活躍したと述べましたが、ラウンド3でもワイルドカードの躍進は留まることを知りませんでした。

ヒート1ではマイキー・マクドナがヤゴ・ドラを撃破、ヒート9ではジェイコブ・ウィルコックスがイタロ・フェレイラに勝利することに。

もう一人のウインター・ヴィンセントは五十嵐カノアに敗退しましたが、ワイルドカードがまだ2人も勝ち上がっているので、今後のさらなるラウンドでの活躍に注目が集まります。

今イベントでもう一つの焦点となっているのがミッドシーズンカットでもあり、現時点でトップ22圏外ながら現実的に逆転可能なのがクロスビー・コラピントとジャクソン・バンチの2名。

この2名は次のヒートを勝ち上がれば、2人共逆転でトップ22入りを果たせる計算なのですが、運命は非情で次なるラウンド4で両者が対戦することに。

勝った方がワールドツアー残留となるので、見逃せないヒートになるでしょう。

ヒート結果

ウイメンズ

メンズのラウンド2終了後に開催となったウイメンズのラウンド2。

敗者復活戦のラウンド2という事で、本日のウイメンズラウンドは2ヒートのみの開催となりました。

ヒュージサイズでの開催という事で迫力のあるチャージに注目が集まり、特にローカルワイルドカードのチャージはセンセーショナルでした。

結果としては、ワイルドカードとリプレイスメントの2名が敗退となることに。

本日のトータルハイエストスコア11.50はエリン・ブルックス、シングルハイエストスコア6.10はレイキー・ピーターソンがスコア。

エリンとレイキーは共にヒート2に出場してのスコアとなっています。

ヒート結果

マーガレットリバープロ2日目のハイライト動画

今後の波予報

明日の波予報は本日と同じく10~15フィートの予報。

本日はウイメンズラウンドを行うのでライトスラブのザ・ボックス開催とはならなかったと思いますが、明日の朝一はザ・ボックスでのドーンパトロールからスタートと発表されました。

明日のイベント開催はほぼ確実で、ザ・ボックスで行うのかメインブレイクになるのかの違いだけでしょう。

ザ・ボックス開催となればバレル勝負なので、間違いなくエキサイティングな展開になるので見逃せません。

まとめ

日本と西オーストラリア州の時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。

ネクストコールとなる現地時間の2025年5月21日午前7時15分は、日本時間では同日21日午前6時15分となります。

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公式サイト「WSL

2025年マーガレットリバープロの過去記事

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