blank
Photo by Damien Poullenot/World Surf League

現地時間2024年3月11日(ポルトガル)、ペニシェのスーパーチューボスが会場のCT(チャンピオンシップツアー)イベント第3戦「MEO Rip Curl Pro Portugal」が開催。

イベント3日目となった本日はスーパーチューボスへと戻って行われ、メンズのラウンド3~4が終了してクオーターファイナリストが出揃いました。

今回の記事は、2024年リップカールプロポルトガルのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。


スポンサーリンク


イベントレポート

朝一のイベントスタート時のコンディションを見るとあまりに厳しく3ヒート終了後にオンホールドに入ったものの、後に潮が上げ始めると大幅にコンディションが変わり始めた本日。

スーパーチューボスではあるものの、エアー向けのランプがメインでバレルはサブと言った印象もありましたが。

エアリアル勝負となれば強いのがブラジリアンで、本日のシングルハイエストスコア9.33をマークしたのはガブリエル・メディナ。

今季は2イベント連続で17位と不調なガブリエルですが、ISAイベントでの優勝を機に変わってくるように感じます。

また、もう少しアクション系のレフトの会場が増えれば、簡単にワールドタイトル数を増やしていくように思えるほどフロントのパントが強いと再認識させられました。

フロントのパントと言えばイタロ・フェレイラも注目で、本日のトータルハイエストスコア17.17を叩き出したのがラウンド3でのイタロ。

イタロは残念ながらラウンド4でイーサン・ユーイングに敗退となりましたが、ずば抜けたエアゲームのスキルは圧巻でした。

フロントサイドのパントで言えば、この人も外せないと言えるのが同じくブラジリアンのヤゴ・ドラ。

ヤゴはラウンド3にて、本日初となる9ポイント台をマーク。

アーリーウープからノートリムでエンドセクションへのスナップは、エアゲームのレベルが別次元のブラジリアンらしいコンボでした。

ちなみに、ヤゴはラウンド4でラムジ・ボウキアムに破れイベント敗退となっています。

本日の番狂わせで言えば、イエロージャージー(ランキングトップのみ着用)のジョンジョン・フローレンスがラウンド4でジェイク・マーシャルに敗退。

前半から後半までジョンジョンがリードする展開だったものの、決め手に欠くミディアムスコア勝負が続き、後半でジェイクが逆転することに。

スコア的にどう転んでもおかしくなかったのですが、ジョンジョンは最後までスコアを更新することができず、僅差での敗退を喫することになりました。

現トップ5でクオーターファイナルへと勝ち残ったのはイーサン・ユーイングのみなので、イーサンがどれほど追い上げていく事になるのかに注目が集まります。

ちなみに、今イベントでイーサンが準優勝すればジョンジョンと同率トップ、優勝すればイエロージャージとなります。

本日の結果

ハイライト動画

波予報

現時点において12日がイベント最終日の予定となっていますが、サーフラインの波予報では3~4フィートまでサイズダウンとなっています。

また、現在のヨーロッパは干満差が世界最大級となっていておよそ3.5メートルも動くと言う信じられないほどのレベル。

そして11日も午前中の干潮前後は波への影響が大きくイベントをオンホールドにしたほどで、12日の干潮は午前10時頃。

波のサイズ的には13日の方が上がる予報なので、イベント最終日がどのようなコンディションを迎える事になるのか気になるところです。

まとめ

日本とポルトガルの時差は9時間で、日本が9時間進んでいます。

明後日のファーストコールとなる現地時間の3月12日午前6時45分は、日本時間では3月12日午後3時45分となります。

-----

公式サイト「MEO Rip Curl Pro Portugal

2024年リップカールプロポルトガルの過去記事