
現地時間2025年6月11日(オーストラリア)、米国カリフォルニア州ローワー・トレッスルズを会場とするCT(チャンピオンシップツアー)イベント第8戦「Lexus Trestles Pro」が開催。
イベント2日目となった本日は、メンズのラウンド2残りヒート~ラウンド3とウイメンズのラウンド2~クオーターファイナルヒート2まで開催となりました。
今回の記事は、2025年トレッスルズプロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。
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2025年トレッスルズプロ
メンズ
本日のメンズサイドでトータルハイエストスコア17.07をマークしたのは、ラウンド3でのジャック・ロビンソン。
エアリバースから始まり、その後はノートリムでターンへと繋ぎフィニッシュまで持ち込むコンビネーションは完璧なパフォーマンスでした。
ジャックロボはその後も立て続けに8ポイント台をスコアし、圧倒的な強さでクオーターファイナル進出を決めています。
ジャックロボには及ばなかったものの、ツアールーキーにして目覚ましい活躍を見せたのがジョエル・ヴォーン。
エクセレントレンジを2本揃えたトータルスコアは16.87となり、イタロ・フェレイラを破る活躍を見せたので。
会場がハイパフォーマンスウェイブのローワーズという事で、やはりエアリアルが必須であり、見ていてエキサイティングなライディングでした。
オージーで爆発力ある若手のサーフィンはギャラリーとしては最高に面白いですね。
本日のシングルハイエストスコア9.33をマークしたのは、ローカルのクロスビー・コラピント。
五十嵐カノアと対戦したクロスビーは、5ポイント台の1本だけスコアした後はずっと波を待ち続け、残り3分ほどで乗った波でシングルハイエストをマーク。
ただ、本日のハイスコアの多くはエアーとターンのコンボが大半でしたが、このライディングはターンのみだったので少し意外なスコアリングに思えました。
終了間際までリードされていたクロスビーはシングルハイエストをマークし大幅なリードを取るものの、カノアもラストライドで8.93をマークして再逆転となる手に汗握る展開となりました。
本日のニュースとして、昨日ケリー・スレーターを破ったバロン・マミヤですが、昨日のヒート終了後に足を痛めた様子がライブ中継で映っていました。
そして怪我の程度は一時的と言うわけではなかったようで、今イベントを棄権することになりました。
ヒート結果
ウイメンズ
本日のウイメンズは敗者復活戦のラウンド2、そしてクオーターファイナルの2ヒートが開催となりました。
興味深い点として、ラウンド2はラウンド1で1位通過を果たしたサーファーはラウンド3へジャンプアップするので出場しません。
そのため、今イベントで絶好調というわけではないサーファーが集まるのですが、本日はクオーターファイナルよりもハイスコア続出となったのがラウンド2でした。
本日のトータルハイエストスコア16.33、シングルハイエストスコア8.83をマークしたのは、ラウンド2でのエリン・ブルックス。
エリンはフロントサイドとなるレフトに乗り、シャープなターンを繰り返してのスコアとなりました。
個人的にはべサニー・ハミルトンのターンを彷彿させられる切れ味の鋭さが印象的でした。
これだけ好調なエリンでしたが、残念ながらクオーターファイナルではケイトリン・シマーズに僅差で敗退となりました。
エリン以外でエクセレントレンジとなる8.00をスコアしたのは、ラウンド2に出場したローカルのソイヤー・リンドブラッド。
ソイヤーもエリンと同じくグーフィーフッターですが、ソイヤーの8.00はバックサイドとなるライトでのライディング。
エリンもソイヤーも線が細いので、パワー系と言うよりもシャープ系のターンが特徴。
ソイヤーの次なる対戦相手はパワー系のガブリエラ・ブライアンとなるので、パワーとシャープさの対決においてジャッジ基準がどのように振れるのか楽しみなところです。
ヒート結果
トレッスルズプロ2日目のハイライト動画
ローワーズの今後の波予報
次なるイベント開催はイベント最終日になる予定です。
ネクストコールが14日となっているので、すでに12日と13日のレイデイ(Layday:コンテストのオフ日)は決定済み。
今後の日程でコンディションが良さそうなのは、14日の4~6フィート、15日の5~7フィートと言ったところ。
もしも14日のドーンパトロールでコンディションが悪くなければイベント最終日がオンになると予想しています。
まとめ
日本とカリフォルニア州の時差は16時間で、日本の方が16時間進んでいます。
ネクストコールとなる現地時間の6月14日午前7時45分は、日本時間では同日14日午後11時45分となります。
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公式サイト「WSL」