
サーフグッズにおいて、サーフボードの進化のスピードの遅さが取り沙汰される事が多々あります。
サイモン・アンダーソンによって1980年にオーストラリアで誕生したスラスターが、未だにコンテストシーンにおいて主流と言うのが現実ですし。
サーフボードのみに限らず、サーフグッズ全般においても似たり寄ったりと言えるかもしれません。
そんな現状に風穴を開けるような動きが。
今回の記事は、ジョンジョン・フローレンスによるサーフブランド「Florence Marine X」によるインパクトスーツのニュースをお届けします。
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インパクトスーツと言うと、個人的にはビッグウェイブサーファーが使用するもので一般サーファーには縁遠いアイテムと言うイメージが強いです。
実際、ビッグウェイブサーファーが使用するインフレータブルベストなんかは一般販売されていませんし。
だからこそ、面白いなと感じた今回の商品。
商品の原形はショートジョンタイプとなっていて、部位によって8mm/6mm/2mmと生地の厚みを変えている作りとなります。
寒さ対策を除きウエットスーツを着るメリットとしては、リーフヒットや浮力アップという側面があります。
一方、デメリットとして寒さ対策の真逆として、トロピカルエリアではシンプルに暑いという点が挙げられます。
そのデメリットを解消して誕生したというのが今回のエアロシールドインパクトスーツ。
ビッグウェイブサーファーではなくても、熱帯地域でのリーフブレイクでサーフする時の安心感を求める上でも嬉しい商品ではないかなと感じます。
こういった商品が一般サーファーが購入できる時代になったのは面白いですね。
ちなみに、値段は発送料を含めて850ドル(12.4万円)と受注販売のためにかなり高額。
なのですが、こういったニッチな商品を誰もが購入可能な環境と言うのはとても良いなと感じます。
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公式サイト「Florence Marine X」