Photo: WSL / Tony Heff

サーフィンの聖地とも呼ばれるハワイのオアフ島ノースショア。

そんなノースショアでかつて開催されていたビッグイベントの一つが「Wave of the winter(WOTW)」でした。

しかし、コロナ禍により2019/2020年シーズンにジェイミー・オブライエンが勝者となって以来、5シーズンに渡って開催されていません。

そんな状況を打破すべく、5シーズン振りに今季は同イベントが復活することに。

今回の記事は、2025/2026年シーズン「WOTW」復活に関する情報をお届けします。


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「Wave of the winter(WOTW)」とは

WOTWとは北半球のウインターシーズンに、オアフ島ノースショアで誰がベストウェイブに乗ったのかを競うオンラインコンテスト。

対象となるのはハレイワからサンセットまでのサーフスポットですが、基本的にはビッグバレルイベントのテイストが強いので、パイプライン、バックドア、オフザウォールが舞台と言えるでしょう。

同イベントの面白い点は、CTサーファーなどのように限られたサーファーだけでなく、誰もが参加可能な点。

それだけに勝者のステータスは高いので、プロサーファーならば誰もが獲得したいタイトルとして君臨しています。

WOTWが復活に至った経緯

5シーズンも開催されなかった同イベントが急遽復活することになった理由は、ハワイアンレジェンドサーファーであるリアム・マクナマラによる思いから。

オアフ島ノースショアを舞台にしたイベントを開催する事で、ローカルコミュニティに還元できると考えてのことだそうです。

そしてリアムがプロデューサーを務め、「Rogue TV」と「サーファー誌」の協力を得て復活させることに。

賞金の資金集めに関しては、リアム自身が足を使い現時点で20社以上の中小企業から現金やサーフギアなどの提供を受けることに成功しているとのこと。

今季WOTWのイベントフォーマット

イベント期間は12月1日から90日間。

これまでとの大きな違いとしては、バックドアシュートアウトでのライディングは対象外になるとのこと。

同イベントはコンテストでありながらチーム制でのヒート出場と、コンテストでありながらコンテストではないので波に乗りやすいなどの理由を加味しての事でしょう。

対象エリアは、これまでと変わらずサンセットからハレイワまでのサーフスポット。

シーズンを通しての勝者への賞金は2.5万ドル、月間上位(上位3名)には最低5千ドルが授与されるとのこと。

審査員は、ネイザン・フレッチャーを始め、デイヴ・ワッセル、ピーター・キング、ブレント・ビールマンなどと言ったビッグウェイブサーファーやフォトグラファーと言った参加が決まっているとか。

ちなみに、投票に関しては一般のファンによるオンライン投票も審査に加味されるようです。

まとめ

5シーズン振りの復活という事で、非常に楽しみな今季のWOTW。

すでにSNSではエントリー作品が数々アップロードされているので、下記から実際にチェックして見て下さい。

参照記事「Liam McNamara Raises Over $100K To Bring Back ‘Wave Of The Winter’

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