スペイン出身のアリッツ・アランブル(28歳)。レフトハンダーのバレルで有名なサーフスポット「ムンダカ」を有するバスク地方出身で、スペイン人サーファーとしては初のワールドツアーサーファーです。初めてのツアー入りは2008年のことで、その後はツアー落ちしたものの、再びツアー入りを果たしました。
ワールドツアーにおけるヨーロピアンサーファーの歴史はまだ浅いのですが、今シーズンはジェレミー・フローレス、ティアゴ・ピレス、そしてアリッツと徐々に勢力を強めています。ただ、アリッツはジェレミーやティアゴと比べ、コンテスト以外での活動が目立つサーファー。
サーフトラベラーでもあるアリッツが情熱を傾けているのは、コンテストよりもビッグウェイブでしょう。その努力が実り、ワイメアにビッグスウェルが訪れた時のみ開催される招待制コンテスト「エディ・イベント」で、ヨーロピアンサーファー初として招待されています。
ヨーロピアンサーファーもコンテストシーンで十分に通用することが証明された現在、ビッグウェイブといったメインストリームとは異なるベクトルへと裾野を広げていくアリッツは先駆者となり、さらにヨーロッパのサーフシーンを盛り上げていくかと思います。
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