ウエイティングピリオド初日に開催となったウイメンズワールドツアー初戦のロキシー・プロ。会場のスナッパー・ロックスは、公式サイトによる波のサイズは2~3フィートとちょっと物足りないサイズではありましたが、ラウンド1の全ヒートを消化しました。メンズのクイックシルバー・プロは開催には至りませんでした。

シーズン初となるラウンド1(3人ヒート)では番狂わせが続出しました。5×ワールドチャンプのステファニー・ギルモアにサリー・フィッツギボンズといったトップランカーが敗退。しかし、ラウンド1は、勝者がラウンド3へとジャンプアップし、敗者はラウンド2に進むので、事実上、イベントにおける敗者は出ないシステムとなっていて、ノールーザー・ラウンド(no loserとは、敗者がいないと言う意味)と呼ばれています。

ステファニーの敗因は、コンテスト特有の波に乗るプライオリティ(優先権)を持っているサーファーが乗った波にステファニーも乗ってしまい、インターフェア(邪魔をするという意味で、コンテストではルール違反)を犯すというベテランにしてはあまりないミスでの敗退でした。

現ワールドチャンプのカリッサ・ムーアは、WQSイベントのサーフフェスト・オーストラリアで優勝したばかりで勢いに乗るマリア・マニュエルと同じヒートでしたが、難なくラウンドアップを果たしました。

本日のヒートで素晴らしいアクションを見せてくれたのは、最先端マニューバを得意とするレイキー・ピーターソン。ヒートには敗れはしたものの、1:33~のグラブレールでのフィンアウトを見せて8.5ポイントをマークしています。こういったアクションをコンスタントにメイクするようになれば、確実にウイメンズ全体のレベルが底上げされると思います。


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