サーファー以外のアスリートからも人気を集めるSUP(スタンド・アップ・パドル)。どちらかと言えば、波に乗るサーフィンとは異なり、エクササイズの一環として湖や波のない海を散歩するイメージが強かったのですが、気付いたらSUPでハードな波を攻めるサーファーも増えてきました。
そして生まれたのがスタンド・アップ・ワールド・ツアー。2009年に設立された同ワールドツアーは、今年は全6戦の開催予定で、先日、アラブのウェイブプールにて第三戦「アブダビ・オール・スターズ」が行われました。
同イベントの面白いところは、参加サーファーが全く同じ波で競い合える点にあると思います。ファイナルのフォーマットは、ライト×3、レフト×3、クローズアウト×3にライド。例えば、レギュラーフッターであれば、ライトの波でフロントサイド、レフトの波でバックサイド、クローズアウトの波でエンドセクションへのアクションとサーファーの実力をあらゆる角度からチェックできます。
将来的に、さらにサイズのある波を発生可能なウェイブプールができれば、ショートボードのワールドツアーイベントにも使用される可能性がありますね。事実、そのようなウェイブプールが実現すれば、サーフィンがオリンピック競技になりえる可能性もあるとケリー・スレーターは指摘していますし。
それにしても、個人的にはSUPのレベルの高さに驚かされました。とてつもなく浮力のあるボードをあそこまで動かせるのは、正直言って意味がわかりません・・・。ちなみに、アラブのウェイブプールについては、下記リンクを参照して見て下さい。
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