現在、オーストラリアNSW州北部では、炭層ガス採掘に関する抗議運動が活発となっています。なぜ問題になっているかと言うと、土壌の採掘にあたり化学薬品が使われることから、周囲の土壌への影響、さらには海が近いため、海の汚染といった幅広い影響が懸念されるためです。

採掘現場となるのは、サーファーに馴染み深いバイロンベイとアンゴーリーから程近いエリアとなっています。そんな中、サーフィン界から立ち上がったのはラスタこと、デイヴ・ラストヴィッチ。

環境活動家であるラスタは、自家菜園で土の恵みに授かったり、サーフィンで海のパワーを享受しているため、たまったものじゃないですよね。そこで、タイミングよく仕上がった今回のショートフィルムに、採掘問題に関するコメントを加えたとの事です。

今回の問題について、地元住民の意見はどうかというと、バイロンでは97.7%が反対の意見を唱えているとの事です。オーストラリアのゴールドコーストでは、今年の頭、世界的に有名なサーフスポット「キラ」に大規模な海港建設が予定されていましたが、キラが消失するために反対運動が起こり、建設が中止となりました。つまり、民意は通じるという事なので、今と変わらぬ美しい海が残ってもらえばと願います。

今回の動画は、そんなNSW州北部の美しい波で、デイヴ”ラスタ”ラストヴィッチ、ハリソン・ローチ、ソリ・ベイリーがサーフする映像となります。ほんと、良い波ですね。


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