波のタイプに合わせ、様々な形状が生み出されるテールデザイン。簡単に色分けすれば、サイズのあるバレル用のピンテール、厚めの小波用のスワローテールなど、波のサイズやパワーに応じて、波のパワーをどれほどテールで受けるのか、もしくは逃がすのかを考えたデザインが存在します。
通常、一本のボードで一つのテール形状が当たり前。しかし、70年代初期に南カリフォルニアでサーフィンを始めたデイヴィッド・バーは、15年前ほどに、テール形状を交換可能なものにできないか考えたと言います。そこで、デイヴィッドが生み出したのが、一本のボードで異なるテール形状を楽しめる「シェイプシフター(Shapeshifter)」。
シェイプシフターのベースとなるボードの長さは5'8"。そのボードに、ダイアモンド、スワロー、スカッシュ、ラウンドピン、アシンメトリー×2という、6種類のテール形状を取り付けられるようになっています。
テールの長さは、3インチのラウンドピンを除き、すべてが2インチ。つまり、テール取り付け後の長さは、5'10もしくは5'11となります。ただ、2~3インチも長さが伸びれば、フィンの位置も変える必要があるので、余分なフィンカップが設置され、フィンの位置を調整することが可能となっています。
果たして、フィンシステムのように一般的に普及されるようになるのでしょうか!?デイヴィッド本人は、ボード業界における革命になると熱い意気込みで臨んでいます。ちなみに、シェイプシフターのウェブサイトをチェックすると、まだ製品ラインナップは「Coming soon」と記載されているので、価格については詳細不明です。
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