現地時間9月28日(フランス)、2014年度ASPメンズワールドツアー第九戦クイックシルバー・プロ・フランスのラウンド2ヒート10~ラウンド3ヒート4まで開催されました。公式サイトによる波のサイズは、フェイスで4~6フィート。
本日はウイメンズイベントが最終日という事で、メンズイベントはわずか7ヒートしか開催されていません。そのため、ラウンド3に突入しましたが、タイトルレースに絡むガブリエル・メディナとケリー・スレーターは、本日は出番なしとなりました。
唯一の見所となったのは、ラウンド3ヒート1に登場したミック・ファニングvsディオン・アトキンソン。残り5分ほどとなった状況で、ディオンは綺麗にカーヴィングを入れながら、エンドセクションではエアリバースをメイクし、本人は逆転を確信してガッツポーズをしました(このライディングのスコアは8.6ポイント)。しかし、その直後にミックも波に乗り、ミックらしい高速ターンのみというエアーを入れないライディングで9.27ポイントを叩き出し、勝利しました。
正直、ディオンとしてはスコアに納得していなかったと思います。インタビューでは「自分に出来る全てを出し切ったけど、またラウンド3で敗退だよ」と大人な意見を口にしましたが、イノベイティブ(革新的)なムーブがジャッジ基準にはあり、イノベイティブなエアーを入れないミックのスコアが、ディオンのスコアを大幅に上回ってしまったのですから。
今回のハイライト動画は、前述したミック&ディオンのライディング映像となります。ミックは非常に際どいクリティカルセクションでトップアクションを入れているので、スコアについての判断は、見る人によって異なるかと思います。
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