これまでにビッグウェイブのギネス記録保持者であったのは、2011年11月、ナザレ(ポルトガル)で78フィートの波に乗ったギャレット・マクナマラ。しかし、ようやく記録が塗り替えられる時がきました。

記録を更新したのは、フランスを代表するビッグウェイブサーファーのサンチョこと、ベンジャミン・サンチス。新記録の舞台となったのは、ギャレット同様、ナザレでのこと。測定された波のサイズは108フィート(33メートル)と異次元サイズで、78フィートに比べて大幅なサイズアップです。

記録更新となったセッションは、2014年12月11日のこと。以前にも紹介した下記のセッションです。

過去最大級クラスにまでサイズアップしたナザレでのサバイバルセッション

今回の動画は、過去最大となるビッグウェイブに乗った時の心境を語るサンチョの映像となります。セッション当日、10時頃から海に入り、スタート早々にグッドウェイブに乗れたというサンチョ。しかし、その後すぐにボードを失い、なんだかんだで一旦港へ戻るまで3時間ほど時間を潰してしまったそう。

再びラインナップに戻るとコンディションは激変し、波数は増えてるわ、風は強くなってるわ、カレントは強くなってるわというトリッキーなコンディション。そんな中で掴んだのが0:44~からの波。

ただ、その波はバンプ(コブ)があった上、波が急激にホレ上がったのでワイプアウト。その直後、サンチョはこれまで見たことのないほど大きなチューブの中に包まれていたそう。世界最大となる108フィートのチューブですから、そりゃ大きいなんてものじゃないですよね。

それからは当然、海面に浮上できないと思うほどグルングルンに巻かれたそうです。ちなみに、ビッグウェイブに巻かれた事を想定してのトレーニングとして、サンチョはボクシングをしていると言います。

新たにハードルの上がったビッグウェイブサーフィンの記録。果たして、108フィート以上のサイズに乗るサーファーは現れるのでしょうか!?

(追記:2015/9/10)
波のサイズはギャレットのギネス世界記録を超えていますが、しっかりと波を乗り切っていないとの事でギネス非公認のようです。


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