11月29日、50ftオーバーのスウェルがポルトガルへと押し寄せ、ナザレで繰り広げられたスーパーセッション。そのセッションに駆けつけたサーファーの一人が、現在、ヨーロッパのビッグウェイブシーンをさらに世に伝えるため、自身がビッグウェイブに乗りながらドキュメンタリームービーを製作しているイギリス人ビッグウェイブサーファーのアンドリュー・コットン。アンドリューの紹介記事については、下記リンク先から参照して見て下さい。

ヨーロッパのビッグウェイブサーフシーンを取り上げたサーフムービ製作中のアンドリュー・コットン

アンドリューを含め、ナザレに集まったビッグウェイブサーファーは、誰が一番ビッグサイズの波に乗るかを競うというより、安全面を確保するため、しっかりと各自の役割分担を決めたチームとしてアタックします。

今回の場合、サイズがサイズなので、ジェットスキーに不具合があった場合に備え、予備のジェットスキーまで用意。それほどまでに、危険であることを窺い知ることができますね。

準備万端とは言え、すべてが予定通りに行くわけではありません。2:22~でアンドリューは60ft級の波をキャッチ。波のトップに向かうアンドリューは、バレルを狙っていたそうですが、痛恨のワイプアウト。

2:44~辺りの画面右下を見ると、アンドリューが海面に浮上してきますが、運悪くジェットスキーの後方であったため、気付いてもらえず、そこからさらに3回もセットをくらったとのこと。

アンドリューによると、生死に関わるほどヤバかったわけではないけど、ヘビーだったのは間違いないと言います。というのも、ナザレの場合は他のビッグウェイブスポットと少し異なり、一度ワイプアウトすると、波がヘビーなので巻かれている時間が長いためだそうです。

ちなみに、この日のチャージ映像の多くは、ビラボンXXLの「Ride of the Year」部門にエントリーされています。それほどまでに、凄まじいセッションだったことを裏付ける結果と言えますね。


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