オーウェン・ライトの優勝により、幕を閉じたばかりのメンズWCTイベント第五戦「フィジー・プロ」。同イベントでは、オーウェンがワールドツアー史上初となる2回のパーフェクトヒート(パーフェクト20)を演じ、新たな歴史を刻みましたね。
ただ、ビッグサイズのクラウドブレイクでは、干潮前後に開催されるヒートも多く、インサイドは、ほとんど水深のない危険なコンディションでした。そのため、クオーターファイナルでは、カイ・オットンがワイプアウトで負傷し、棄権するアクシデントもありましたね。
今回の動画は、負傷後に行われたカイのインタビュー映像となります。この映像の中で、カイが何度となく口にする「スコーピオン」という単語が気になったので、取り上げてみました。
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インタビューアーのトッド・クラインが、カイにワイプアウトした時の状況を訊ねると、「今まで経験したスコーピオンの中でも、最悪なスコーピオンだったね。あれはクレイジーなスコーピオンだったよ」と、スコーピオンという単語が連発。
私は全く意味がわからなかったので調べてみると、サソリ(スコーピオン)は、背中を反り、尻尾を頭上へと持ち上げる体勢を取りますよね。その体勢になることを、スコーピオンと表現していたのです。
つまり、人間の足を、サソリの尻尾に例えたものです。人間ならば、背中を前方に曲げる動作は普通ですが、後方にエビ反りにするのは、一定の角度以上になると痛みを伴います。
そんな不自然なエビ反り体勢へと、ワイプアウトした時に波のパワーで強いられてしまったそうです。ワイプアウト後、救助したジェットスキー後方のスレッドにて、長時間うつ向いていたので、相当な衝撃だったのでしょう。
幸い、大事には至らず、縫うほどの切り傷も負わなかったそうです。1:37~では、何度もスコーピオンと口にしたカイに対し、トッドも思わず笑ってしまっていますね。
カイ・オットンの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。