直近のワールドツアーイベントであったフィジー・プロでは3位の成績を残し、現ツアーランク10位をマークしているジェレミー・フローレス「Jeremy Flores」(27歳)。
好調であったフィジーでのイベント後、インドネシアへとサーフトリップに出ていたそうです。しかし、その旅先で、サーフ中に頭をリーフにヒットするアクシデントが発生したとのこと。今回はその内容についてお伝えします。
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ジェレミー本人が、自身のSNSでアクシデントについて投稿したのは数時間前のこと。本人によると、インドネシアの秘境で頭をリーフにヒットし、1時間以上も記憶喪失になっていたそうです。
顔と頭に刻まれたリーフカットの傷は深かったものの、場所が秘境であることから、ジェレミーを空輸するためのヘリコプターが現地に到着したのは、アクシデント発生から24時間後とのこと。
病院に運び込まれた後、2時間に及ぶ手術を受けたというジェレミー。不幸中の幸いとして、頭部は一箇所も骨折していなかったそうです。この怪我により、来月7月の前半からスタートするJベイ・オープンに出場できるのかが気になりますね。
サーファーであれば、極上の波を仲間内で貸切なんてシチュエーションに憧れますよね。しかし、波情報が一般的な現在、秘境にでも行かない限り、そんな夢を叶えることは簡単ではありません。
それなら、秘境に行けばいいと思う方もいるかと思いますが、それなりのリスクがあります。今回のジェレミーの件もそう。人里離れたエリアになるので、何かあった時の救助も迅速にはいきません。怪我の程度によっては、死に至る恐れもありえます。
パーフェクトウェイブを求め、世界の秘境を単独で行動するソロトラベラーのケパ・アセロもまた、トリップにおけるリスクは、怪我や体調不良と言います。
実際にヤバかった経験としてケパは、アフリカ奥地の誰もいないエリアでキャンプ生活をしていた時に体調を崩し、数日間もテントで苦しんだ時とのこと。本人は、マラリアに罹ったと考えていたそう。下手をすれば、死んでもおかしくない話ですね。
サーファーにとって、当たり前のように付随する旅。異国のカルチャーに触れたり、ローカルとの出会いがあったりと、人生を豊かにする要素が数多くあります。
しかし、何かあった場合に備えてのリスク管理も重要であると、再認識させられるニュースかと思いました。
ジェレミーの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
2014/2015年シーズン「The Winter Session」受賞者:ジェレミー・フローレス
ゴールドコーストでのフリーサーフ:ジェレミー・フローレスwithウィゴリー
フランス&ポルトガルでのフリーサーフィン:ジェレミー・フローレス