landing technique

サーフィンのテクニック本などを見ると、アクションへのアプローチやアクション中の動作にフォーカスを当てていることが多いですよね。意外と見落とされているのは、アクションをメイクできるか否かのカギを握る着地の動作。

着地の動作はすべてのアクションに共通し、「重心を落とす」ことがポイントと表現されることが多いと思いますが、具体的には!?と思ってしまう方もいるはず。

今回の記事は、オーストラリアで30年以上もサーフコーチを務めるマーティン・ダンが教えてくれる、シンプルだけど格段にアクションのメイク率が高くなる着地体勢についてお伝えします。


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アクションの着地の際、ワイプアウトしないために重要なのは、前述したように膝を曲げて重心を落とすこと。ただ、重心を落とすだけが全てではありません。

例え重心を落としたとしても、つま先側やかかと側のどちらか一方への体重比率が高くなっていれば、ワイプアウトの原因となります。そこで、マーティンが提唱するのが、サーフボードの中央に当たるストリンガー部分へと均等に体重を乗せる体勢作り。

その体勢とは、膝を曲げたりお尻を低くした上で、膝上まで胸を下げる動作です。この体勢を取ることで、体重がサーフボードへとフラットに伝わると言います。

実際に陸上で試してみると分かると思いますが、腰を落とした状態で胸元を膝上まで下ろした状態と下ろさない状態を比較すると、足に伝わる体重バランスの違いは歴然です。

動画では、1:36~から陸上でのトレーニング方法も紹介しているので、是非とも試してみてはいかがでしょうか。非常にシンプルではありながら、目から鱗の発想でした。

スケートボードでの体勢作りに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

テイラー・ノックスから学ぶスケートを生かした体勢作り