先月6月、レフトのヘビーバレルがブレイクする事で知られるタヒチのチョープー(Teahupoo)へとトリップに出ていた、ウイメンズロングボード界で2×ワールドチャンピオンのケリア・モニーツ「Kelia Moniz」(22歳)。
ここ最近では、ティア・ブランコやフランキー・ハラーといった若手のサーファーガールもチョープーを狙うようになったので、さほど珍しくないと思う方もいるかもしれません。しかし、ケリアの場合は、なんとロングボードでチャージしたのです。
今回の動画は、そんなケリアによるチョープーでのフリーサーフ映像となります。メンズではSUPでチャージするサーファーもいますが、ウイメンズでショートボード以外でのチャージは初めてではないでしょうか。
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今回のタヒチトリップには、ケリアと同じロキシーライダーのステファニー・ギルモアやモニカ・エレオグラム、そして、ケリアのボーイフレンドのミッチ・クルーズなどが同行していたようです。
ケリアは自身のSNSで、人生最大の波に乗ったと記していました。まさにその通りで、ウイメンズロングボーダーとして、限界をプッシュするチャージの連続。そのため、映像ではワイプアウトシーンが目立ちます。
このサイズの波であっても、ここまでホレる波でなければ普通に乗れていたと思います。しかし、ここは激ボレするチョープー。ショートボードよりも格段に大きく、浮力のあるロングボードだと、波に接する面が多いあまり、波のパワーを受け過ぎます。
また、厚みのあるロングボードでは、ケリアほど細身の女性サーファーが、パワフルなチョープーのフェイスに、レールを入れるのは至難の業です。
数々のワイプアウトにより、リーフカットを負ってしまったケリア。動画後半では、ライムを傷口に擦りつけていますね。これは、古くからサーファーに伝わる儀式のようなものです。
ボトム(海底)のコーラルリーフ(サンゴ礁)には毒があるので、殺菌効果が強いとされるライムを使うことで消毒し、サンゴ皮膚炎といった感染を防ぐためです。かなり痛々しいのですが・・・。
ちなみに、ボーイフレンドのミッチは、ケリアのチャージ写真を自身のSNSに公開。キャプションには、「悲しいとき~」で知られる懐かしのお笑い芸人「いつもここから」を彷彿させるかのよう、「彼女が自分よりもデカい波に乗ったとき~」と記されていました・・・。