今年2015年9月末には選定される東京五輪での追加種目。サーフィンがオリンピック競技になるのかどうか、サーファーにとっては大きな焦点となっています。
8月7日には、IOC(国際オリンピック委員会)承認団体であるISA(国際サーフィン連盟)のフェルナンド・アギーレ会長を筆頭に、日本を代表するサーファーである大野修聖プロなどを交え、ヒアリングが行われました。
そのヒアリングの際、撮影された一枚の写真が興味深いので、一枚の写真から、サーフィンがオリンピック種目となった際、どのように開催されるのか考察してみました。
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上記写真の中央に位置するのは、ISAのアギーレ会長。アギーレ会長の右隣が大野プロで、さらに奥の右端に映る人物は、ウェイブガーデン社で事業開発を担当する取締役のフェルナンド・オドリオゾラ。
この時点でピンと来た人も多いのではないでしょうか。ウェイブガーデン社とは、人工的に波を発生させる装置「ウェイブガーデン(Wavegarden)」を開発した企業(社名と機械の名前が同名)。
8月1日には、イギリスのサーフ・スノードニア(Surf Snowdonia)が、ウェイブガーデンを使った世界初の一般開放ウェイブプールとしてオープンしています。
つまり、ヒアリングにウェイブガーデン社の取締役も登場したという事は、ウェイブガーデンを使用したウェイブプールでの開催をアピールしたと考えられますね。
となれば、サーフィンが五輪入りした暁には、都内または東京近郊にウェイブプールが建設される可能性が非常に高いと考えるのが自然ではないでしょうか。
さて、ウェイブガーデンを使用しているサーフ・スノードニアですが、オープンから3週間ほど経った8月19日、ウェイブガーデンの不具合により一時閉鎖という残念なニュースが流れましたが、29日から再オープンしたとのこと。
9月半ばには、スノードニアでレッドブルによるサーフコンテストも開催予定とあり、おそらくオリンピックを見据えた実験的なイベントと位置付けたものなのでしょう。
追加種目の選定まで間近に迫ってきました。サーファーとしては、ウェイブプールが建設されるなら、絶対に追加種目入りして欲しいところですね。
近い将来、ウェイブガーデンはナイトサーフィンも可能させるとあり、時間を問わず、サーフィンが可能な環境となるのですから。勝手に期待が膨らんでしまいます。
東京五輪に関する過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。