現地時間9月18日(カリフォルニア)、2015年度メンズWCT第八戦「ハーレー・プロ・アット・トレッスルズ(Hurley Pro at Trestles)」&ウイメンズWCT第七戦「スウォッチ・ウイメンズ・プロ(Swatch Women's Pro)」が終了しました。
優勝は、メンズがミック・ファニング、ウイメンズがカリッサ・ムーア。両者共に、今イベント前の時点ではツアーランク2位でしたが、ランキングトップに浮上しました。
2015年度メンズWCT第八戦&ウイメンズWCT第七戦@トレッスルズ:予告編
2015年度メンズWCT第八戦「ハーレー・プロ」&ウイメンズWCT第七戦「スウォッチ・プロ」:初日ハイライト
2015年度メンズWCT第八戦「ハーレー・プロ」&ウイメンズWCT第七戦「スウォッチ・プロ」:二日目ハイライト
2015年度メンズWCT第八戦「ハーレー・プロ」&ウイメンズWCT第七戦「スウォッチ・プロ」:三日目ハイライト
2015年度メンズWCT第八戦「ハーレー・プロ」&ウイメンズWCT第七戦「スウォッチ・プロ」:四日目ハイライト
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新たなスウェルを待ち続け、ようやく開催された最終日。ただ、波は思ったほどサイズアップしませんでした。セットで胸~肩くらいでしょうか。また、本日後半に風が入ってからは、一般的なビーチブレイクというくらい波のコンディションが悪化しました。
エアーを狙うにはパワー不足であり、カーヴィングをするにはフェイスが狭かったりと厳しいコンディションであったため、こういったコンディションにハマったサーファーは、高速ターンが武器のミック。
クオーターファイナルからスタートした本日、ファイナルまでのヒートで唯一9ポイント台を出していました。しかも、クオーターとセミで合わせて3本も。
そして迎えたファイナル。ミックの対戦相手は、現ランキングトップのアドリアーノ・デ・スーザ。ファイナルでは、ミックが中盤で、アドリアーノをコンボ(パーフェクト10を出しても逆転できない点差)に追い込みます。
ヒート終盤では、アドリアーノが意地を見せ、本日のスコアとしては、ミック以外では初となる9ポイント台をマークして、コンボからは脱却したものの、逆転することは叶いませんでした。
セミファイナルからスタートしたウイメンズは、すでに現ランキングトップのコートニー・コンローグが敗退しているので、カリッサがどこまで勝ち上がり、ポイント差を付けるのかが焦点でした。
結果としては、やはりカリッサ強し。ファイナルではビアンカ・ビュイテンダグと対戦となり、本日のウイメンズではハイエストスコアとなる8点台を二本揃え、堂々の優勝を果たしました。
今回の結果を受け、メンズのトップ10は以下の通り。
ミックがアドリアーノを追い越し、ランキングトップに浮上しましたね。また、フィリペ・トレドがランク3位に上昇。トップ3の中で2名がブラジリアンなのは印象的です。
現時点のポイントを見ると、タイトルレースに絡めるのは、ランク4位のオーウェン・ライトまでではないでしょうか。そんなオーウェンですら、ミックとは6,000ポイント近くも差を付けられているので厳しいのですが。
ウイメンズのトップ10は以下の通り。
こちらもメンズ同様、優勝したカリッサがランキングトップに浮上。タイトルレースについては、ランク3位のサリー・フィッツギボンズとカリッサでは、すでに10,000ポイント近く差がついているので、カリッサとコートニーのみといった感じです。
厳密に言えば、メンズもウイメンズも、現在ではすべてのコンテスト結果のポイントが合算されています。しかし、最終的には、ワースト2のポイントはカットされての合計ポイントでランキングが確定します。
そのため、カリッサとコートニーのポイント差は、実際にはもっと開いているので、カリッサがすでに大きくリードしているのです。コートニーは、もう一回は優勝しないとタイトル獲得は厳しいかと思います。
面白いのは、ステファニー・ギルモア。怪我により、すでに4回もツアーイベントを欠場していて、4回も一コケの13位と同様のポイントしか獲得していません。しかし、ランキングは10位。
ウイメンズツアーでは、10位は大きな意味を持ちます。トップ10までのサーファーが、来シーズンのツアー残留資格を得るためです。ツアー残留ギリギリのサーファーにとっては、嫌な存在かもしれませんね。ちなみに、ステファニーは次なるポルトガルでのイベントも欠場を発表しています。
イベントの詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして見て下さい。
公式サイト「Hurley Pro at Trestles」
公式サイト「Swatch Women's Pro」
本日の結果
メンズ
・ファイナル
Mick Fanning 17.44, Adriano de Souza 16.4
・セミファイナル
Heat 1: Adriano de Souza 15.46, Filipe Toledo 15.27
Heat 2: Mick Fanning 18.17, Gabs Medina 17.54
・クオーターファイナル
Heat 1: Filipe Toledo 16.66, Joel Parkinson 8.90
Heat 2: Adriano de Souza 12.67, Wiggolly Dantas 8.83
Heat 3: Mick Fanning 15.13, Ace Buchan 7.50
Heat 4: Gabriel Medina 11.34, Nat Young 9.44
ウイメンズ
・ファイナル
Carissa Moore 16.37, Bianca Buitendag 13.84
・セミファイナル
Heat 1: Bianca Buitendag 13.27, Lakey Peterson 12.93
Heat 2: Carissa Moore 14.27, Dimity Stoyle 9.60
ハイライト
https://youtu.be/M9A4iiBKp34
ハイエストスコア9.77pt by ミック・ファニング
https://youtu.be/2NRbS2jWBaM
9.07pt@ファイナル byアドリアーノ・デ・スーザ
https://youtu.be/8YV_CQi487I