WSL体制として初シーズンとなった2014/2015年シーズンのBWT(ビッグウェイブツアー)。4月15日~8月31日までの期間は南半球で3イベント、10月15日~2月28日までの期間は北半球で3イベントが予定されていました。

しかし、規定サイズ以上のスウェルが入らなければ開催されないBWT。結局、今シーズンに開催されたのは南半球でのビラボン・ピコ・アルト(Billabong Pico Alto)、そして北半球でのプンタ・ガレア・チャレンジ(Punta Galea Challenge)の2イベントのみとなりました。

そして、2月末をもってシーズンが終了。結果は、ビラボン・ピコ・アルトで優勝、プンタ・ガレア・チャレンジで2位の成績を残したマクアカイ・ロスマン(Makuakai Rothman)がランキングトップとなり、2014/2015年シーズンのワールドチャンピオンに決定しました。

BWTイベントはすべて招待制となっています。参加サーファーの構成は、最大数となるのは、WSLによる12名のBWTサーファー。この12名に加え、BWTのワイルドカード6名、ローカルのワイルドカード6名での開催。

ワールドチャンプとなったマクアカイは、2戦ともにワイルドカードとして出場しました。ただ、動画でも話している通り、すべてのイベントに招待されていたわけではないので、ラッキーであり、与えられたチャンスを全て生かしたと言えますね。

まだまだアンダーグランドなビッグウェイブの世界。ビッグウェイブサーファー自身もアンダーグランドのままでいたい気持ちもあるのかもしれません。実際、マーヴェリックスでのイベントは、BWTのイベントでしたが、メインストリームのWSLがBWTを買収すると、BWTイベントから離れましたので。

ただ、WSLによるツアーイベントが行われ、メディア露出が増えてくれば、少しづつでも注目度が高くなってくるはずです。果たして、WSL運営により、ビッグウェイブサーフィンの将来がどのような方向に向かうのかも楽しみなところです。


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