2015年11月1日をもって、デーン・レイノルズ「Dane Reynolds」(30歳)が、長年のメインスポンサーであったクイックシルバー(Quiksilver)との契約を解消したことが報じられました。
クイックシルバーと言えば、数年前まではコンテスト界のトップである11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター、フリーサーフィン界のトップであるデーンという二大看板ライダーを抱えていたメジャーブランド。
しかし、昨年のエイプリルフールにケリーがスポンサー契約解消を発表し、今回はデーンの契約解消。今回の記事は、デーンとクイックシルバーのこれまでの関係性や今後のデーンについての見解をお伝えします。
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米クイックシルバーの倒産法申請
今年9月、大きな注目を集めたニュースとして挙げられるのが、アメリカのクイックシルバーによる米連邦破産法第11章(チャプター11)の申請。ただ、アメリカ以外の国では良好にビジネスが進んでいるので、影響はアメリカに限定されるとのことでした。
そこで気になったのは、アメリカのクイックシルバーライダーとのスポンサー契約。特に高額契約を交わしているライダーには、影響がないわけありません。
そして今回発表されたデーンとの契約解消。やはりなと思った方も多いのではないでしょうか。クイックシルバーライダーの中で、最も高額な契約を交わしていたのがデーンである事は間違いないでしょうから。
デーンとクイックシルバーの繋がり
デーンがクイックシルバーと初契約を結んだのは、17歳であった2003年のこと。つまり、現在に至るまでの12年間に渡り、クイックシルバーのライダーを務めてきました。
直近での契約更新は2011年のこと。新たな契約は2017年までの6年契約で、Stab誌などといった複数の海外サーフメディアによると、スポンサー料は年間300万ドル超(現為替レートで3億6千万円以上)だったとのこと。
今後のデーン
デーンのスポンサーには、クイックシルバー以外には大手ブランドのバンズ(Vans)が付いています。そのため、バンズが年間200万ドルほどでメインスポンサーになるのではといった噂も流れているようです。
また、デーンは自身のプロジェクトとして「Summer Teeth」というブランドも手掛けていました。そのため、ケリー同様、本格的に自分のブランドを始動させるのではないかとの声もあります。
個人的には、今回のニュースを目にした瞬間、ケリーのブランド「Outerknown(アウターノウン)」がスポンサーになるのではないかと考えてしまいましたが・・・。あり得なくもないですよね!?
まとめ
何はともあれ、サーフィン界では多大な影響力を持つデーン。30歳という年齢を考えれば、メジャーブランドのライダーになることもできるし、自分でブランドを立ち上げることも可能。
つまり、何でもできる可能性を秘めています。サーフィン界において、人気と実力ともに、トップ中のトップですからね。それだけに、今後の動向に注目が集まります。
デーンの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。
クイックプロ2015@フランスでのフリーサーフ:デーン・レイノルズ
スピードの観点からチェックするハリケーンセッション:デーン・レイノルズ