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コンテストサーフィンにおいて議論の的になりやすいジャッジによるスコアリング。

サーフィンの場合はみなが同じ難度の技を狙うのではなく、ターンが得意なサーファーやエアリアルが得意なサーファーなど、自分の武器を前面に出して戦うためです。

そしてサーフィンの採点は比較採点でありながら、異なるマニューバを比較するために人によって評価が大きく異なるケースが多々発生するのです。

今回の記事は、ここ最近話題となっているナラビーンクラシックのラウンド4でのイタロ・フェレイラとコナー・コフィンのヒートにおけるスコアリングに関するニュースをお届けします。


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イタロとコナーのヒートに関するトピックについては、すでにイベントレポートで記しているのでまずは下記リンク先をチェックして見て下さい。

この問題はSNSで多くの議論がなされるようになり、WSLが「Getting Heated」という毎週公開しているシリーズ動画で取り上げるとSNS投稿することに。

ちなみに、「Getting Heated」とはミック・ファニングとロス・ウィリアムスがサーフシーンにおける話題について本音で切り込むトーク番組です。

タイトルは「ナラビーンクラシックでのイタロのスコアリングは不当だったのか?」と、WSL自身が下した判決に対してキツメの言葉選びとなっています。

そしてこの投稿に対するコメント欄を見ると、個人的には半々くらいになると思ったのですが、大多数が不当だったと意味する「Yes」との回答。

基本的に今回の議論は、フルローテーションがメイクだったのか否かがポイントでしたが、ジャック・フリーストーンが興味深いコメントをしています。

イタロのスコアリングは不当だった。3回ターンした波とかね。エアリアルのスコアも不当で、すごい異様なヒートだった。

イタロが3回ターンしたライディングは、5.67ポイントとコールされたライディングになります。

このジャックによるエアリアル以外のライディングに関するスコアリングについては、本日公開されたミックとロスによる「Getting Heated」でも言及されることに。

動画冒頭ではロスがバレルライドを引き合いに出し、どんなヤバいレイトテイクオフをメイクしてもバレルに入れなければスコアレスに近いのはどうかと提案。

要するにマニューバをパーツに分け、イタロのフルローテーションはたとえ着地がメイクにならなかったとしても、着地以前のプロセスを評価して5ポイント台を付けるなどと述べています。

その後、話はジャックと同じ方向に向かい、ロスはイタロのパフォーマンスレベルはコナーを勝っていたと発言。

一方のミックは、コナーによるターンとターンの間のフローが素晴らしかったけど、ジャッジはしっかりと今回の件をレビューして、マーガレットリバーに向かってほしいとのこと。

個人的な印象として、ミックはコナーの良かった点に言及しているものの、スコアリングの是非については触れていないので、ロスに近い気持ちなのではと感じました。

さて、サーフィンは比較採点ということで、コナーが大逆転したラストライドの5.80は、イタロのシングルハイエストの5.67よりもパフォーマンスが優れていたことを意味します。

PCからのアクセスならば、下記リンク先のヒートアナライザーを使えば各ライディングをピンポイントで確認できるので、興味のある方はチェックして見てはいかがでしょうか。

ちなみに、イタロとコナーのヒートは、ラウンド16ヒート5となります。

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WSL「ヒートアナライザー