海でのアクティビティを楽しむ人が多いオーストラリアにおいて、全力でシャークアタック防止に取り組むことを発表した州政府をあざ笑うかのように発生した今月のシャークアタック。
豪NSW州バリナで再びのシャークアタック&早急の採用が期待される防止策
悠長なことは言ってられないという事で、ついにNSW(ニューサウスウェールズ)州政府がシャークアタック防止策実施に動き始めました。今回の記事は、NSW州がどのような対策を講じるのかについてお届けします。
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動きがあったのは今週のこと。南半球のオーストラリアは、海でのレジャーを楽しむサマーシーズン目前ということで、具体的な対策を発表しました。発表された対策は2つ。
一つ目は、ハイテクのドラムライン設置。ドラムラインとは、ドラム缶ブイを海面に浮かべ、そのブイから餌付きの糸を海底に垂らすような仕組み。要するに、人間が遊んでいる岸近くにサメが接近する前に、ドラムラインに引っ掛けてしまい、動きを食い止めるわけです。
ただし、ハイテクと言うからには、これまでのドラムラインとは異なります。過去のドラムラインは、直接チェックしに行かなければ、サメが引っ掛かっているのかどうかすらも分からず、数日放置されていたこともあるとのこと。
しかし、今回のハイテク版では、GPSブイと連動させることで、サメが引っ掛かった数分以内に、情報を知らせる仕組みとなっています。
連絡を受けた担当者はすぐにドラムラインに引っ掛かったサメのもとへ向かい、行動を監視するためのタグを取り付け、サーファーやスイマーから離れた場所へとサメをリリースするのです。
このハイテク版ドラムラインの設置は、早ければ来週早々にでも、先日シャークアタックが発生したばかりのバリナ(Ballina)に設置予定とのこと。
二つ目の対策は、ヘリコプターを使った空からの監視体制強化。夏真っ盛りでスクールホリデーにあたる12月1日~1月26日の間、シャークアタックが多発したバイロンベイ(Bayron Bay)からエヴァンスヘッド(Evans Head)にかけて1日2回、少なくとも3時間以上の監視態勢を敷くとのこと。
これまでの歴史において、シャークアタック防止策として万全なものは存在しません。そのため、世界中のサメ専門家を集めて見ても、100%防止できる対策がないのが現状。
そういった点を考えると、バリナといった今年のシャークアタックのホットスポットでは、どのような対策を講じたとしても、なかなかサーファーが寄り付かないのは想像に難くないです。
でも、行動しなければ何も変わりません。今回のシャークアタック防止策が功を奏することを切に願います。
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