エルニーニョ現象の影響により、ノンストップでビッグウェイブが押し寄せている北半球の2015/2016年シーズン。そして、ゴーサインが下されたハワイのオアフ島ワイメアを舞台にした招待制ビッグウェイブイベント「エディイベント(正式名:Quiksilver in Memory of Eddie Aikau)」。
2016年2月10日(水曜)「Quiksilver in Memory of Eddie Aikau」開催決定!
今回の動画は、過去に開催されたエディイベントの中で、当時のサーファーの心に深く刻まれた名シーン映像をお届けします。名シーンを見せてくれたのは、アンディ&ブルースのアイアンズ兄弟。
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2015/2016年シーズンの開催が6年振りという特別なエディイベントにおいて、伝説に残るライディングを見せたのが2004/2005年シーズンでのブルース・アイアンズ、2009/2010年シーズンでのアイディ・アイアンズ。
何が伝説かと言うと、クローズアウトになるワイメアのショアブレイクでバレルに入ったのです。確実にメイクできない上に、水深がほとんどないため大怪我のリスクがあるにも関わらず。
まずはブルースのライディングからどうぞ。
ブルースは、このライディングでパーフェクトポイントを叩き出し優勝しています。ちなみにショアブレイクへのチャージは、かつてマイケル・ホーがやっていて、ブルースもマイケルの映像は見たことがあったと言います。
この時のブルースは、「できるだけインサイドまで波を乗り継いで行こうと思ってたんだ。そうすれば、パドルしないで海から上がれるからね。で、ショアブレイクに近付いた時、ギャラリーの様子が見えたから、盛り上げようと思ってチャージしたんだ」
「正直、10フィートのボードでショアブレイクにチャージしたことなんてなかったから、自分でも何を考えていたのかよく分からない。でも、無傷で上がることができたよ」と言います。
ブルースの優勝から5年後の2009年、5年振りのゴーサインで開催されたエディイベント。この時に、アンディもブルースと同じショアブレイクへのチャージを見せたのです。
これはおそらく、ブルースに対する対抗心からでしょうね。弟には負けられないという強烈な思いが、アンディを突き動かしたのでしょう。それにしても命知らずのアイアンズ兄弟。まさにレジェンドに相応しいですね。
アンディ・アイアンズとブルース・アイアンズの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。