フィンの取り外しを可能にしたFCS(Fin Control System)。従来のオンフィン(英語:Glass-on Fins)と比べて大きな利点は、異なるタイプのフィンを試すことだったり、トリップの際の利便性ですね。
オンフィン時代は、飛行機で預け荷物となるボードバッグを現地で開いてみたら、フィンがもげていたという怖ろしい話も聞きますので・・・。
今回の動画は、そんなFCSの最新版であるFCS2を使用しているメンズWCTサーファーが、2015年シーズンのすべてのWCTイベントで優勝したとのことで、優勝サーファーと使用したフィンなどを紹介している映像をお届けします。
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まずはFCS2の説明をすると、従来のようにフィンを取り付けるドライバーのフィンキー(fin key)を使用することなく、道具要らずで簡単に取付可能なシステム。
今回の動画で驚かされたのは、FCSを使用するサーファーが多い点です。FCSが市場に普及するようになっても、WCTサーファーの多くはオンフィンを好んで使っていました。
その理由としては、オンフィンだとボードとフィンの接地面がグラッシングされているので完全にくっついているのですが、FCSの場合、どうしても微細な空間があり、ちょっとした感覚の違いがパフォーマンスに影響を受けるとの理由からオンフィンを好むサーファーが多かったと思います。
しかし、今でもシステムが向上したのか、はたまた利便性を重視するようになったのか定かではないのですが、気付いて見れば、かなり多くのサーファーがFCS利用者であることが、今回の動画から分かります。
それでは、イベント毎の優勝者と使用しているフィンを紹介していきます。
・初戦
優勝:フィリペ・トレド
使用フィン:FCS2 Performance PCC Medium
・第二戦
優勝:ミック・ファニング
使用フィン:FCS2 MF PC Large
・第三戦
優勝:アドリアーノ・デ・スーザ
使用フィン:FCS2 Carver PCC Medium
・第四戦
優勝:フィリペ・トレド
使用フィン:FCS2 MF PC Medium
・第五戦
優勝:オーウェン・ライト
使用フィン:FCS2 MF PC Large
・第六戦(シャークアタックでファイナル中止)
優勝:ミック・ファニング&ジュリアン・ウィルソン
使用フィン:FCS2 MF PC Large(二人とも同じフィンを使用)
・第七戦
優勝:ジェレミー・フローレス
使用フィン:FCS2 MF PC Medium
・第八戦
優勝:ミック・ファニング
使用フィン:FCS2 MF PC Large
・第九戦
優勝:ガブリエル・メディナ
使用フィン:FCS2 GM PCC Large
・第十戦
優勝:フィリペ・トレド
使用フィン:FCS2 Performance PCC Medium
・最終戦
優勝:アドリアーノ・デ・スーザ
使用フィン:FCS2 Carver PCC Medium
一番人気は、ミック・ファニングのシグネチャーモデルであるMFシリーズであることが分かりますね。大柄なサーファーがMFシリーズのラージ、それ以外がミディアムの使用が多いデータとなっています。
https://youtu.be/lVBhF5TW1jw
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