現地時間3月28日(オーストラリア)、オーストラリアVIC(ビクトリア)州のベルズビーチを舞台にしたWCT第二戦となるメンズの「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Pro Bells Beach)」のラウンド3のヒート7以降の残りヒート全てが開催されました。
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:予告編
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:初日ハイライト
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:二日目ハイライト
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:三日目ハイライト
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:四日目ハイライト
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昨日よりも大幅なサイズダウンとなった本日。サイズダウンの上に、風が強めに入りコンディションは悪かったため、メンズのラウンド3を終わらせただけで終了しました。
そんなコンディションにおいても、安定したサーフィンを見せたのは、ベルズでこれまでに4度の優勝経験を持つミック・ファニング。ちなみに、ミック以外では、ケリー・スレーターとマーク・リチャーズも4回優勝していて、この3名がベルズでの最多優勝記録。
ミックは、8ポイント台を二本揃えるサーフィンを見せ、本日のトータルハイエストスコアとなる16.60ポイントを叩き出し、ラウンド4進出を果たしました。
ミック出場のラウンド3ヒート7のダイジェスト動画
https://youtu.be/8Rsu_4tpYtY
ミックのヒート後は、番狂わせの連続となっています。ジョエル・パーキンソン、ケリー、ジョンジョン・フローレンス、ガブリエル・メディナが、予想を裏切る早期敗退。
ケリーは、今シーズンがスタートしてから二戦を終えた時点で、勝ち上がったヒートは昨日の一回だけ。昨日の勝利者インタビューでは、本人も思わず「勝っちゃったよ」と口にしていました。
パーコに至っては、リードしていたヒート中、フィニッシュムーブ!?として逆立ちに挑戦。なんだか、ベテランサーファーが壊れてきちゃっています(笑)。
逆立ちにトライするパーコ
https://youtu.be/tX7Ksh58kXM
ルーキーサーファーに目を向けてみると、ラウンド4に進出しているのはコナー・コフィン、カイオ・イベリ、デイヴィー・キャッスルズの3名。所詮同様、今シーズンはルーキーが活躍しています。
メンズのラウンド3終了後には、過去にワールドツアーを盛り上げたレジェンドサーファーが対戦するヘリテージ・シリーズが開催。対戦カードはバートン・リンチ(52歳)vsダミアン・ハードマン(50歳)。
バートンは88年のワールドチャンピオン、ダミアンは1987/1988年シーズンと91年の2×ワールドチャンピオンと、二人共にオーストラリアのサーフレジェンドです。
ヘリテージ・シリーズのダイジェスト動画
https://youtu.be/UL1f8D_IKsQ
今後の波予報は、現在のスウェルは31日(木曜)までサイズダウン傾向。また、北西風がオフショアのベルズで、オンショアとなる南寄りの風が続く見込み。
4月1日(金曜)から新たなスウェルが入り始め、このスウェルは2~3日にピークに達し、最大でトリプルオーバーヘッドまでサイズアップの予報。ただし、1日はオフショア予報ですが、2日の朝一以外は再びオンショアの予報。
果たして、金曜からのスウェルを待つのか、それとも明日以降でオンショアが弱まるタイミングをチェックしながら、少しづつでも開催していくのか運営サイドは難しい判断を迫られることになります。
イベント詳細に関しては、下記リンク先の公式サイトをチェックして下さい。
公式サイト「Rip Curl Pro Bells Beach」
本日の結果
・ラウンド3
Heat 7: Mick Fanning (AUS) 16.60, Dusty Payne (HAW) 11.57
Heat 8: Jordy Smith (ZAF) 15.33, Kai Otton (AUS) 13.26
Heat 9: Conner Coffin (USA) 16.27, Joel Parkinson (AUS) 14.56
Heat 10: Michel Bourez (PYF) 14.83, Kelly Slater (USA) 13.70
Heat 11: Caio Ibelli (BRA) 15.54, John John Florence (HAW) 15.50
Heat 12: Davey Cathels (AUS) 15.40, Gabriel Medina (BRA) 12.07
ハイライト動画
https://youtu.be/fk1JO-UD9L0