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Photo: Aaron Hughes / WSL

現地時間2022年4月29日(オーストラリア)、西オーストラリア州マーガレットリバーを舞台にしたCT第5戦「Margaret River Pro」が開催。

レイデイ(Lay-day:イベントのオフ日)続きを経てようやく再開となったイベント2日目の本日は、メンズのラウンド1のみが行われました。

今回の記事は、マーギーズプロのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、今後の波予報といったイベント情報に関するニュースをお届けします。


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イベントレポート

WSLの発表によると8~12フィートのソリッドコンディションで開催となったメンズのオープニングラウンド。

コンテスト運営サイドトップのジェシー・マイリー・ダイアーは「今日はエピック(最高な)コンディション」と発表しましたが、なぜか時間に余裕はあったもののラウンド2は開催せず。

理由としては、敗者復活戦のラウンド2からイベント敗者が出ることになり、今イベントの結果でミッドシーズンカットも決まっていくので今日のコンディションで開催するのは可哀そうとのこと。

建前としてエピックコンディションとは言ったものの、本音としてはコンディションは良くないというわけです。

風の影響で波のフェイスにはバンプ(凹凸)があり、ボトムターン中に引っ掛かったりするCTサーファーもいるほどトリッキーでしたので。

ジョンジョン・フローレンス Photo: Matt Dunbar / WSL

そんなコンディションであろうとも、マーガレットリバーのメインブレイクで圧倒的に強いのがジョンジョン・フローレンス。

トータルハイエストスコア15.60、シングルハイエストスコア8.77をマークしたのはジョンジョンとなっています。

ライトがメインとなるメインブレイクの大きな特徴は、エンドセクションで波のショルダー側(進行方向)からブレイクしたホワイトウォーターが斜めに押し寄せてくるインセクション(インカミングセクションの略)の存在。

多くのサーファーはエンドセクション直前でカーヴィングをして、ミッドフェイスにいる時にインセクションに掴まってワイプアウトします。

なのですが、ジョンジョンのシグネチャームーブのレイバックハックはトップからボトムまでレールを入れ続ける高速カーヴィングなので、インセクションが来る前にボトムへと逃げ切る事が出来るので相性抜群なのです。

今イベントのトップシードで3位敗退となったのは、ケリー・スレーター、カイオ・イベリ、ミゲル・プポ、セス・モニーツの4名。

ちなみに、今季のカイオはCTサーファーではなく、全てリプレイスメント出場ながらすでにミッドシーズンカットをパスしているので、来季CTスポットを確定しています。

さらに言えば、バロン・マミヤもカイオと同じで正規ルートではなく来季CTスポット獲得と、かつてのマイキー・ライトと同じルートを辿っています。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

今後の予報ですが、明日は午前の風がオフショアとなり多少サイズダウンするものの十分にスウェルは残るという事で、開催される可能性が非常に高いでしょう。

残りの日程の波予報を考慮しても、明日開催しないという選択肢はほぼほぼないと思います。

まとめ

西オーストラリア州と日本の時差は1時間で、日本が1時間進んでいます。

明日のファーストコール(イベントを開催するかどうかの発表)は現地時間の午前7時15分なので、日本時間は同日の午前8時15分となり、最速でのイベントスタートは日本時間の午前8時35分の予定です。

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公式サイト「WSL

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