タジ・バロウ

今年でWCT歴19年目を迎えたベテランワールドツアーサーファーのタジ・バロウ「Taj Burrow」(37歳)。現ワールドツアーサーファーの中では、44歳のケリー・スレーターに次ぐ年齢です。

大半のWCTサーファーであれば、すでに引退していておかしくない年齢でありながら、トップレベルをキープし、ワールドツアーを牽引していました。しかし、ついに今朝、ワールドツアーからの引退を発表。

今回の記事は、引退を決意したタジ・バロウの引退理由や今後の予定についてお届けします。


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タジがワールドツアー入りを果たしたのは、20歳であった1998年のこと。その後は、ほぼトップ10入りするトップサーファーとして活躍しながら、爆発力のあるエアリアルでキッズサーファーを魅了してきました。

タジのこれまでのWCTランキングは以下の通り。

Taj Burrow WCT Career

1999年にはマーク”オッキー”オクルーポ、2007年にはミック・ファニングに阻まれたものの、WCTランク2位を記録。いつワールドチャンピオンになっても不思議ではなかった成績を見ていると、無冠の帝王と言ってもおかしくないでしょう。

そんなタジが引退を決意した理由は、いくつか理由があると言います。まずは、昨年誕生した子供の存在。昨シーズンのタジは、第一子の誕生に立ち会うため、ヨーロピアンレグを欠場しました。

その際に誕生したのが女の子で、アラベラ・ローズ・バロウ(Arabella Rose Burrow)。出来るだけ一緒に居たいようですね。

もう一つの理由は、以前のようなハングリー精神がなくなったため。ハングリー精神が薄れたものの、コンテストでの敗退は悔しいため、よりハングリー精神のあるサーファーに自分のスポットを譲るという事です。

ワールドタイトルに関する話になると、タジ本人はワールドタイトルに値するサーファーではないと言います。その理由は、コンスタントに実力を発揮できるサーファーではないと分析。

とは言うものの、これまでのWCTキャリアにおいて、タジはWCTイベントで11回の優勝を果たしています。これらの優勝こそが、タジにとってツアー生活のハイライトだったと言います。

今後の予定は、次戦となるブラジルイベントは欠場し、第五戦のフィジーイベントを最後にコンテストジャージを脱ぐことになると言います。ただし、プロサーファーとして引退するわけではありません。

ツアー引退後は、家族との時間を大切にしながらも、撮影トリップなどで世界を飛び回る生活には変わりなさそうです。また、ジャッジ基準を満たすサーフィンに縛られることもなくなるので、革新的なサーフィンを追求していき、ファンを楽しみませてくれるのかと思うと楽しみですね。

タジ・バロウの最近の過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

2016年マーギーズプロ前のタジ・バロウ&シーバスによるフリーサーフ動画

2015年の大晦日にローカルイベントを楽しんだタジ・バロウ@西オーストラリア

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