blank
Photo: WSL / DAMIEN POULLENOT

2021年シーズンのレギュラーシーズンのCTランク4位、WSLファイナルでは5位でフィニッシュしたステファニー・ギルモア「Stephanie Gilmore」(33歳)。

2022年シーズンのCTスタートまで残すところ3カ月ほどとなり、2022年シーズンはパイプラインでのウイメンズイベント開催などこれまでとは異なる点が多々あります。

そこで今シーズンの振り返りと来シーズンの抱負をWSLに語ることに。

今回の記事は、WSLによるステファニー・ギルモアのインタビュー内容に関するニュースをお届けします。


スポンサーリンク


ステフと言えば常に注目を集めているのは、レイン・ビーチリーと同じくウイメンズ最多となる7×ワールドチャンピオンであることから、8度目のタイトルを獲得するのかどうか。

そんなステフが2021年シーズンの目標に掲げていたのは「東京五輪でのメダル獲得と2021年ワールドチャンピオンの二つ」。

でしたが、いずれの称号もカリッサ・ムーアが手にする結果となりました。

少しショックだったのは事実。マーガレットリバーではファイナル進出をして、メキシコでは優勝した。

でも、その他のイベントでは、私の実力を発揮するには至らなかった。色んな意味で悔しいシーズンになったわ。

Photo: WSL / TONY HEFF

現在の年齢を考えると、ウイメンズということで引退もありえるのですが、ファンにとって嬉しいことにステフは2022年シーズンにフォーカスを当てているとのこと。

ツアールーキーの時のようにハングリーかつコンペティティブだわ。

プラスアルファで楽しみな点は、来年のツアースケジュールが魅力的すぎるところ。

サンセット、Gランド、Jベイみたいなサーフスポットで、ヒート出場者だけでラインナップを貸し切れるなんて夢のようだわ。

ワールドクラスのブレイクでの貸し切りこそ、私が今なおツアー参戦している大きな理由の一つとも言えるし。

ステフが言及している通り、ワールドツアーがドリームツアーと呼ばれる所以がまさにその点であり、普段は大混雑するブレイクを貸し切れるのはサーファーの夢と言えますね。

ただし、2022年シーズンからは男女が全て同じ会場でのイベントとなり、長らくウイメンズでは開催されていなかったヘビーブレイクの会場も含まれることに。

確かサンセットでのコンテストが最後に開催されたのは2008年で、その時に優勝したのが私。

サーフィン、フィットネス、度胸とあらゆる点が試されることになるの。

恐ろしくもあるけどチャレンジそのもので、楽しみでしょうがないわ。

Photo: WSL / ED SLOANE

ウイメンズにとって最大のハードルとなるのは、間違いなくオアフ島ノースショアのパイプラインでしょう。

これまでにスペシャルイベントなどでウイメンズのパイプ開催もありましたが、メンズよりもパドルパワーで劣る事からテイクオフがレイトになってのワイプアウトが大半でした。

そのため、一部のトップCTサーファーは対応できるかもしれませんが、それ以外のCTサーファーでは正直厳しいのではとの印象を持っていたので、パイプ開催の決定は予想外でした。

そのパイプ対策をステフはどのように考えているのか!?

パイプラインで上手くなるための唯一の方法はパイプラインでサーフすること。

努力なくして簡単に乗れるような波じゃないわ。

私は1月はフルでハワイに滞在して、出来るだけパイプラインでサーフしようと思ってる。

とにかくバレルに入る努力を続け、そうやって準備を重ねていけば来シーズンのCTイベントに向けての自信に繋がると思うわ。

さて、2022年シーズンがスタートするのはパイプでのイベント期間初日となる2022年1月29日。

奇しくも1月29日はステフの誕生日で34歳を迎え、34歳という年はレイン・ビーチリーが最後となる7度目のワールドタイトルを獲得した年。

ただの偶然でしょうが、来シーズンのステフは何かを起こしてくれそうな感じがするのは私だけでしょうか。

-----

公式サイト「WSL