オーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州マーガレットリバーが誇るライトハンダーのスラブ(slab:底ボレするバレル)スポットである「ザ・ボックス(The Box)」。
あまりにホレ上がるバレルが、箱型のように見えることから名付けられたサーフスポット名でしょう。WCTイベントのバックアップ会場として使われた事で広く知られるようになりましたね。
今回の動画は、ザ・ボックスで主にフリーサーファーがセッションする映像をお届けします。
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出演するサーファーは、ノア・ディーン、ヤディン・ニコル、マット・バンティング、バララム・スタック、ジャック・ロビンソン。WCTサーファーはマットのみ。
ザ・ボックスのようなスラブ系の波がブレイクする理由は、海底の深さに起因します。深い海域を移動してきたスウェルが突如、浅瀬にぶつかることでスウェルは急激に隆起するのです。
そのため、スラブがブレイクするテイクオフゾーンは確実に浅く、ワイプアウトしたら非常に危険。実際、動画終わりでヤディンの背中が犠牲になってますね。
ウエットスーツを着た上でリーフにヒットしているにも関わらず、しっかり赤く擦れてます。西オーストラリア出身のヤディンだからこそ「ウエストオージーのパワーだよ」とジョークにしてますが・・・。
また、プロサーファーでさえも簡単にはメイクできない点も興味深いです。昨年のWCTイベントでもワイプアウト続出でしたし。もちろん、ディープなバレルを狙っているためなのですが。
それにしても凄い地形です。自然が織り成した神秘そのものなので、是非とも潜って海底をチェックしてみたいと思いました。