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via Rip Curl's twitter

現地時間2019年8月28日(タヒチ)、チョープーを会場とするメンズCT(チャンピオンシップツアー)第7戦「Tahiti Pro Teahupo'o(タヒチ・プロ・チョープー)」が終了。

イベント最終日となった本日は、オーウェン・ライトの優勝により幕を閉じました。

今回の記事は、タヒチプロのイベントレポート、動画、最新CTランキングなどをお届けします。


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イベントレポート

昨日よりもサイズダウンしたものの、時折入るセットは迫力あるコンディションであったイベント最終日の本日。

クオーターファイナルからスタートした本日、オープニングヒートではオーウェン・ライトが昨日のガブリエル・メディナに続き今イベントで2本目となるパーフェクト10をスコアし、鮮烈な幕開けとなることに。

オーウェンの勝ち上がりに続き、後のヒートではジョーディ・スミス、ガブリエル・メディナ、セス・モニーツがセミファイナルへ進出。

ジョーディとガブリエルにとっては、すでにCTランクトップ5が敗退しているのでタイトルレースに絡む上でポイントを稼ぐチャンスだったので、確実に仕事をこなしたと言えます。

セミファイナルのヒート1はオーウェンとジョーディというマッチアップ。ジョーディはセミファイナルを勝ち上がれば、フィリペのポイントを抜いてランキングトップになるので正念場と言えるヒート。

でしたが、オーウェンと比較すると、どうしてもバレルの深さで劣ってしまったジョーディがセミファイナルで敗退の結果に。

ヒート2はガブリエルとセスの組み合わせ。どちらもヘビーウェイブを得意とするサーファーなので、ハイスコアのシーソーゲームが予想されました。

しかし、蓋を開けてみればトータルスコアはガブリエルが11ポイント台、セスが7ポイント台と二人にしてみればロースコアという結果に。

セスはブレイクしたバレルがホワイトウォーターになっているにも関わらず、潰されずにひょこんと姿を現したりとミラクルライド!?を見せたものの、スコアには直結しませんでした。

やはり、シンプルにディープポジションからのロングバレルがハイスコアに繋がるといったジャッジ基準なのでしょう。

ファイナリストになったのはガブリエルとオーウェン。これって面白いことに、昨年のファイナルと同じ顔ぶれで、昨年はガブリエルが優勝となりました。

ファイナルはなかなかエクセレントレンジ(8~10ポイント台のスコア)が出ず、ミディアムスコアのシーソーゲームとなり、ガブリエルがリードはしていたものの、どちらが逆転してもおかしくない流れとなることに。

流れが変わったのはヒート残り時間5分を切ってから。ガブリエルがプライオリティを持っていたので、ガブリエルが乗らなかった波にオーウェンが乗り、オーウェンは9.17をマーク。

そのライディングからおよそ2分後には、またまたガブリエルが見送った波に乗り、オーウェンは7.90を叩き出し、結果的にこの2分だけでトータルスコアを塗り替えて優勝を決めました。

オーウェン・ライトのライディング特集

本日の結果

最新CTランキング

タヒチプロのイベント結果を受け、最新CTランキングは以下のように変動しました。


全ランキングはこちら

一番大きな点は、フィリペがランキングトップに浮上した点ですね。ジョーディとガブリエルが大きくランクアップした点もポイントです。

オリンピック絡みで見れば、これまでケリーがアメリカ人サーファーのナンバー3でしたが、セスに抜かれてナンバー4となっています。

アメリカ同様に熾烈な競争となるオージー勢は、オーウェンが今回の優勝でオーストラリア人サーファーのトップとなり、2番手となっているのはジュリアン・ウィルソン。

国別の争いは今後もイベントが終わる度に大きく変動するので、タイトルレース同様に楽しみな所です。

まとめ

次なるCTイベントはカリフォルニアにあるケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」を会場としたフレッシュウォータープロ。

ウェイブプールということでウェイティングピリオドはなく、イベント日程は9月19~21日となっています。

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公式サイト「Tahiti Pro Teahupo'o

タヒチプロの過去記事