今シーズンは充電期間として位置付け、ワールドツアーの全てのイベントには出場せず、スポット参戦にすることを発表している3×ワールドチャンピオンのミック・ファニング「Mick Fanning」(34歳)。
ミック・ファニングが2016年WCTイベントはフル参戦しないと発表
シーズン前に出場を明言していたのは、WCT初戦のクイックプロと第二戦のベルズビーチでのリップカールプロ、そして昨年シャークアタックの遭ったJベイ(南アフリカ)イベント。
今回の記事は、ミック・ファニングの現在の状況、そして新たに語られた今後の予定についてお届けします。
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シャークアタックのトラウマを払拭するためにも、7月に開催されるJベイイベントへの出場はすでに発表しているミック。
Jベイ(南アフリカ)のWSLサーフイベント決勝でシャークアタック発生:ミック・ファニング
そのため、JベイまでのWCTイベントはスキップすると思われていました。しかし、来月6月5日からウェイティングピリオドがスタートするフィジーイベント出場が決定したと「Mashable」が報道。
ファンにとっては嬉しいニュースですね。実際にWSLサイトでフィジーイベントのヒート表をチェックすると、すでにミックの名前が記載されていました。
Jベイ後の出場予定イベントには触れられていませんが、ミックはWSLにこれ以上迷惑をかけないためにも、自力でトップ22に入り、来シーズンへのツアー残留を決めると口にしています。つまり、さらに数イベントは出場する予定。
個人的な予想として、ミックのメインスポンサーであるリップカールが冠スポンサーとなるポルトガルイベントは出場すると思います。ベルズビーチのリップカールプロも出場しましたし。
それとパイプマスターズ。サーファーポールでハワイ入りするはずなので、出場する可能性は高いと思います。
コンテストでは安定した強さを見せるミックなので、上記4イベントのみ出場で、トップ22に入るだけの結果を残せるでしょう。すでに、ベルズビーチでは3位の成績を収めていますし。
さて、ベルズでのイベント後は「アドベンチャーに出るぜ!」との事でロサンゼルスに飛んでいたミック。
現在ホリデー中のミック・ファニング!フィジーとゴールドコーストでのフリーサーフ動画
アメリカでは、リップカールのサーチトリップとして、メイソン・ホーなどとアラスカを訪れていたそうです。
しかし、現在はすでにオーストラリアに帰国しているミック。オーストラリアでは、ジョエル”パーコ”パーキンソン、ジョシュ・カー、ビード・ダービッジといったプロサーファー仲間とスタートしたビール会社「Balter」のプロモーションでメルボルンに飛んだりと忙しくしているそうです。
ミックやパーコなどがゴールドコーストで立ち上げたビール会社「Balter」
何はともあれ、フィジーで久しぶりにコンテストシーンに登場するミックのサーフィンが楽しみですね。フィジーイベントは、形式上はマーガレットリバーで引退して今回はワイルドカード出場となるタジ・バロウにとって、事実上の引退イベントでもあるので、盛り上がることでしょう。
タジ・バロウがフィジーイベントを最後にワールドツアー引退を発表
ミック・ファニングの最近の過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。
ミック・ファニングが4×バレルを決めるスナッパーロックスでのフリーサーフ動画@2016/1/24