リオデジャネイロ(ブラジル)で8月5日から開催されるリオ五輪目前の8月3日、現地ブラジルでIOC(国際オリンピック委員会)総会が行われ、2020年東京五輪の追加種目が審議されました。
投票結果は予定通りではありますが、サーフィンを含む5競技18種目の採用が正式決定することに。
今回の記事は、オリンピック種目としてのサーフィンの開催場所予定地、開催期間における過去の波、出場する可能性のあるサーファーといった情報をお届けします。
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まずはオリンピックにおけるサーフィンの開催要件から。オリンピックで開催となる部門はショートボードのみ。男女各20名づつ参加の計40名出場という狭き門となります。
開催予定地として濃厚なのは千葉県一宮町釣ヶ崎海岸。サーファーの間では、「志田下」という名前で知られ、サーフィン道場とも呼ばれています。
気になる志田下の過去の波ですが、サーフィンのワールドツアー運営団体「WSL(ワールドサーフリーグ)」の公式波予報サイトである「Surfline(サーフライン)」が過去34年のデータベースをリサーチ。
その結果、東京五輪の開催期間となる7月24日~8月9日における志田下の波の平均サイズは腿~胸。スモールコンディションで開催される可能性が高いです。
出場サーファーに関しては、通常であればWSLのワールドツアーに参加するサーファーは他団体のコンテストに参加できないのですが、オリンピックに限ってWSLはワールドツアーサーファーの出場を認める旨を発表しています。
コンテストフォーマットについては未定。通常のワールドツアーイベントであれば、ウェイティングピリオドを設定し、同期間内で波のコンディションが最も良くなる日だけコンテストを開催。
ただし、開催日が決まっていなければ、オリンピックでは大きな収入源となるチケット販売を事前に行うことができないので、どのようなフォーマットにするのか気になります。
ちなみに、東京五輪ではサーフィンがオリンピック競技として開催されますが、サーフィンを含めた今回の追加種目の五輪開催は東京に限った話であり、将来的に継続して開催されるのかどうかは未定とのこと。
何はともあれ、まずは東京でサーフィンのオリンピック開催が本決定したことは嬉しいニュースです。ただし、自然相手のスポーツなので、開催については詰めるべき内容が多々ありますね。
今後も詳細について追ってお届けしていきます。