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Photo: WSL / TONY HEFF

コロナ禍ということで諸々の問題を抱えながらもスタートを切り、初戦を終えた2021年シーズンのCT(チャンピオンシップツアー)。

CT開幕に続き、年が明ければQS(クオリファイングシリーズ)も開幕となるのですが、QS初戦となるボルコムパイププロが今シーズンの開催を見送ることを発表しました。

今回の記事は、2021年シーズンのキャンセルを発表したボルコムパイププロに関するニュースをお届けします。


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1月29日~2月10日のウェイティングピリオド設定で開催予定となっていたQS1,000イベントのボルコムパイププロ。

グレードの低いイベントながら、パイプラインを貸切っての開催ということで毎年必ずビッグネームが複数名出場する人気のイベントでした。

今回のキャンセル発表に関してタイトルスポンサーであるボルコムは以下の声明を発表しています。

CT初戦の進行を見て、コロナ禍においてハワイでコンテストを開催するということがいかに困難であるのか実感しました。

そこで、内部ミーティングとWSLやレッドブルとも協議を重ね、イベントを確実に終了できる見通しが立たないので、キャンセルという決断に至りました。

さて、今回の発表ですが、パイプマスターズでWSL関係者に新型コロナ陽性反応が出てバタバタになった状況を受けてのことでしょう。

陽性者が出ればイベントの一時中断は避けられず、タイミングによってはイベントを終了させることができない恐れもありますし。

ただ、上記を懸念事項とするならば、他のQSイベントにどのような影響を及ぼすことになるのか不安になります。

ボルコムパイププロはパイプが会場というスペシャルなイベントであることから、ウェイティングピリオドが13日間とCTイベント並みに長いです。

一方、一般的なQSイベントはQS第2戦となるオーストラリアでのQS1,000イベントはウェイティングピリオドが4日間と短いです。

つまり、ウェイティングピリオドが短いQSイベントの開催はCTイベント開催以上にリスキーであるので、ボルコムパイププロのキャンセルの影響が波及しないか懸念されます。

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公式サイト「WSL