スペインのガリシア州で開催されていたQS6,000イベント「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ(Pantin Classic Galicia Pro)」。
同イベントにおいて、WSLプロフィール欄で国籍表記が「日本」に変更となっていた事で話題の五十嵐カノアが見事優勝を飾りました。
五十嵐カノアの国籍がWSLプロフィールで「日本」へ変更されてる!!
QS6,000イベントでの優勝は、昨年にWCT入りを決めたブラジルイベントに続いての二勝目ですね。
ブラジルWQSイベント優勝!五十嵐カノアの来季WCT入りがほぼ確定
今回の記事は、同イベントのハイライト動画などをお届けします。
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個人的にはどうしてカノアが、このイベントに参加していたのか不思議でした。と言うのも、今イベントのウェイティングピリオドは9月4日まであり、カリフォルニア開催の次なるWCTイベントが9月7日からスタートなため。
スペインからカリフォルニアへの移動もあるので、かなり体力的には辛いスケジュールになります。実際、今イベントに出場したWCTサーファーは、カノアを含めて3名のみ。
優勝インタビューでカノアは「今回の優勝で、かなりプレッシャーから開放されたから、これからはワールドツアーを存分に楽しむよ」とコメント。
現在のカノアのWCTランクは21位で、来シーズンのツアー残留資格を得るにはトップ22入りしなければならないので際どいポジション。しかし、今回の優勝でWQSランクは5位へとジャンプアップしたので、WQSの成績でツアー残留を決める可能性を大きく広げたわけです。
WSLが運営するプロサーフィンツアーの「WCT」と「WQS」について
WCTサーファーの出場が少ない今イベントにはWQSポイント稼ぎで参加し、完璧に仕事をこなしたというわけでしょう。ここぞという時の勝負強さは頼もしいですね。
カノア同様、WCTサーファーとして参加したアレホ・ムニツは一コケという結果となっていて、自然相手のサーフィンで狙い通りの結果を残すことは並大抵のことではないので。
肩の荷が下りて勢いに乗ったカノアが、ホームである南カリフォルニアでのWCTイベントにおいて、どのような活躍を見せてくれるのか楽しみです!
イベント最終日ハイライト動画
https://youtu.be/nBom69sX8po