現地時間10月8日(フランス)、ホセゴーを舞台にしたWCTウイメンズ第九戦「ロキシー・プロ・フランス(Roxy Pro France)」が開催。
波が少し落ち着いてきた本日、朝は潮回りが満潮のトリッキーコンディションの中でウイメンズからのスタートとなり、本日のウイメンズはラウンド3のみが終了しました。
今日スタートのフランスイベント!イベント情報やジョンジョンのウォームアップセッションなど
タイトルへ一歩近付いたタイラー!2016年WCT第九戦「ロキシー・プロ・フランス」初日
コートニーがタイトルレース継続!2016年WCT第九戦「ロキシー・プロ・フランス」二日目
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まずは少しタイトルレースの状況をおさらいします。今イベントでタイラーがタイトルを確定させるには、次のシナリオが考えられます。
・タイラーが今イベント優勝でタイトル確定
・タイラーが2位の場合、コートニーが優勝で最終戦へ持ち越し
・タイラーが3位(セミファイナル敗退)の場合、コートニーが優勝で最終戦へ持ち越し
・タイラーが5位(クオーターファイナル敗退)の場合、コートニーが2位以上で最終戦へ持ち越し
そんな緊迫とした状況の中、3人ヒートのラウンド3が開催されました。結果的には、タイラーとコートニーの二人はロースコアヒートながらも僅差で1位通過を決め、クオーターファイナル進出を決定。
両者共にクオーターファイナル進出を決めたという事で、タイラーがクオーターファイナルで敗退したとしても、コートニーがタイトルレースを続けるには2位以上の成績を残さなければならない厳しい状況となりました。
と言うのも、ヒートの組み合わせにより、コートニーはファイナルまでにステファニー・ギルモアまたはカリッサ・ムーアという、複数回に渡ってワールドタイトルを獲得してきたワールドチャンピオンと対戦する可能性が高いためです。
気になるステフとカリッサは、ラウンド3ヒート4でココ・ホーを加えての対戦。このヒートは、本日のハイスコアが続出する展開となることに。
本日、ヒート4までのシングルハイエストスコアはタティアナ・ウェストン・ウェブによる8.00。エクセレントレンジ(8~10ポイント台のスコア)は、この一本のみでした。しかし、ヒート4のスコアは以下の通り。
スコアを見るだけで、いかにハイレベルな戦いになったのかが分かりますね。その中で、エクセレントレンジを二本揃えたステフが、本日のトータルハイエストスコアをマークして圧勝しました。
今後の波予報ですが、9日(日曜)はフェイスで4~5フィートなので、サイズは胸・肩のファンウェイブ。風向きは、午前は緩いオフショアの見込み。
10~12日まではサイズダウンが続き、ウェイティングピリオド終盤にかけて再びファンサイズのスウェルが入る予報。9日はウイメンズのみ開催となる可能性が高いと思われます。
日本とフランスの時差は7時間で、日本の方が7時間進んでいます。現地時間の午前8時にイベントスタートとなれば、日本時間は午後3時となります。
詳細については公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Roxy Pro France」
本日の結果
・ラウンド3
Heat 1: Tatiana Weston-Webb (HAW) 14.00, Johanne Defay (FRA) 11.00, Alessa Quizon (HAW) 9.53
Heat 2: Tyler Wright (AUS) 11.37, Sage Erickson (USA) 10.10, Laura Enever (AUS) 8.46
Heat 3: Courtney Conlogue (USA) 10.30, Nikki Van Dijk (AUS) 10.14, Sally Fitzgibbons (AUS) 6.10
Heat 4: Stephanie Gilmore (AUS) 17.37, Carissa Moore (HAW) 12.66, Coco Ho (HAW) 12.64
今後のヒート表
・ラウンド4
Heat 1: Johanne Defay (FRA) vs. Sage Erickson (USA)
Heat 2: Laura Enever (AUS) vs. Alessa Quizon (HAW)
Heat 3: Nikki Van Dijk (AUS) vs. Coco Ho (HAW)
Heat 4: Carissa Moore (HAW) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
ハイライト動画
https://youtu.be/z7OLpkFTGFQ