現地時間10月12日(フランス)、ホセゴーを舞台にしたWCTウイメンズ第九戦「ロキシー・プロ・フランス(Roxy Pro France)」が終了。
優勝は今シーズン初となったカリッサ・ムーア。また、タイトルレースにも決着がつき、ハワイでのツアー最終戦を前にして、タイラー・ライトの初ワールドタイトルが決定しました。
今日スタートのフランスイベント!イベント情報やジョンジョンのウォームアップセッションなど
タイトルへ一歩近付いたタイラー!2016年WCT第九戦「ロキシー・プロ・フランス」初日
コートニーがタイトルレース継続!2016年WCT第九戦「ロキシー・プロ・フランス」二日目
キーパーソンはステフ!2016年WCT第九戦「ロキシー・プロ・フランス」三日目
タイラーとコートニーは共にセミへ!2016年WCT第九戦「ロキシー・プロ・フランス」四日目
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本日午後から入ると予想されていた新たなスウェル。朝からスウェルの待機状態が続いたものの会場のコンディションはあまり上向かず。そこで、会場を移動して行われたイベント最終日。
セミファイナルのヒート1ではタイラーが登場し、タティアナ・ウェストン・ウェブと対戦。順当に勝ち上がったタイラーは、自力でのタイトル確定に王手をかけました。
続くヒート2では、昨年のタイトルレースを争ったコートニー・コンローグvsカリッサ・ムーア。昨年のタイトルレースでは、カリッサがコートニーを破ったものの、今シーズンのカリッサはセミファイナル勝利がわずか一回のみと鬼門のラウンド。
同ヒートは両者共に10本近い本数に乗る激しい展開に。そんな中、カリッサが後半でスコアした8.90が決め手となり、接戦の末にコートニーを撃破。
コートニーがセミファイナル敗退という結果を受けた時点で、タイラーが自身初となるワールドチャンピオンに輝く事となりました。
ファイナルは、昨年と今年のワールドチャンピオン対決。35分ヒートのファイナルでは、カリッサが11本、タイラーが14本の波に乗ることに。タイラーの場合、2分半に一本のペースだから凄まじいです…。
しかし、タイラーはミディアムスコアしかマークできない一方、カリッサは本日のシングルハイエストスコアとなる9.03を叩き出して大差で勝ち、今シーズンのイベント初優勝を飾ることになりました。
カリッサ・ムーアの9.03@ファイナル
今イベント後のウイメンズのランキングは以下の通り。
タイラーのワールドタイトルが確定したので、コートニーは2年連続でタイトルレースに敗れるという悔しい結果となりました。今年からグレン”マイクロ”ホールがコーチに付いたタイラーは、いきなりタイトルを獲得した印象もありますが、実は悔しいシーズンを経験しています。
2013年にはカリッサ、2014年にはステフを相手に、2年連続でタイトルレースに破れ、WCTランク2位の成績を経験しているのです。ということは、タイラー同様、来シーズンのコートニーは3度目の正直となるのか!?にも注目です。
ちなみに2007年以降、ウイメンズのワールドチャンピオンは以下の通り。
2007~2010年:ステファニー・ギルモア
2011年:カリッサ・ムーア
2012年:ステファニー・ギルモア
2013年:カリッサ・ムーア
2014年:ステファニー・ギルモア
2015年:カリッサ・ムーア
上記の通り、ステフが6回、カリッサが3回ワールドタイトルを獲得し、ウイメンズツアーは二人が席巻していました。このような背景を考えると、タイラーは大きな風穴を開けたと言えるのではないでしょうか。
さて、ウイメンズのワールドタイトルは決定しましたが、ワールドツアーは最終戦が残っています。会場はマウイ島(ハワイ)ホノルアベイで、ウェイティングピリオドは11月23日~12月5日。
ウイメンズイベントの中でも、最もエキサイティングな会場の一つに挙げられるのがホノルアベイなので、非常に楽しみなイベントですね。
今イベントの詳細については公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Roxy Pro France」
本日の結果
・ファイナル
1- Carissa Moore (HAW) 16.63
2- Tyler Wright (AUS) 9.83
・セミファイナル
SF 1: Tyler Wright (AUS) 16.40 def. Tatiana Weston-Webb (HAW) 14.16
SF 2: Carissa Moore (HAW) 15.90 def. Courtney Conlogue (USA) 15.67
ハイライト動画(男女混合)
https://youtu.be/v4IlkMH_Xkk