世界初のモダンウェイブプールとして、昨年2015年8月にオープンしたウェールズ(イギリス)のサーフ・スノードニア。
2015年8月1日にUKでオープン!ウェイブガーデン導入施設「サーフ・スノードニア」
屋外施設であるため冬季休業となるスノードニアは、今年は3月から再オープンし、最後は機械の不具合による閉鎖となったものの、ほぼ予定通りに近い10月後半まで営業しました。つまり、今年2016年がフルシーズン営業を行った初めての年。
今回の記事は、初めてフルシーズン営業したサーフ・スノードニアの今年の来場者数に関する内容をお届けします。
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今年のスノードニアの来場者数は15万人以上。この数値は、当初の来場者予定数の2倍超であったとのことで、運営サイドとしては嬉しい大盛況だったと言えます。
マネージングディレクターのアンディ・エインズコーによると「来場者の大半は車で二時間圏内の住民なんだ。海外から一定数の来場者が来ると見込んでいて、実際の割合は全体の12%ほど」とのこと。
海から7マイル(約11キロ)ほど内陸に位置するスノードニアでサーフィンしようと、海外から1.8万人ほどの来場者が訪れたというのは興味深い事実ではないでしょうか。
ちなみに、15万人の来場者数と聞いてもピンとこない方も多いと思います。そこで、日本のレジャープール施設を引き合いに出すと、2015年7~9月の入場者数第一位はナガシマスパーランドで約80万人だそうです。
この数字を出すと、スノードニアの数字がかなり低いと感じる方もいると思いますが、そもそもの人口が大きく異なります。日本の人口は2016年の推計で1億2693万人に対し、イギリスを構成する一つの国であるウェールズは推計で316万人。
前述したよう、車で2時間圏内の住民がメインということは、一部イングランドから訪れる方もいるとは思いますが、それでも日本の人口に比べたら圧倒的に少ないので、集客に成功したと言えるのと思います。
非常に注目度の高いスノードニア。その事実を裏付けるかのよう、海外版「地球の歩き方」と呼ばれるガイドブック「ロンリープラネット」では、魅力的な旅先をランク付けした「BEST IN TRAVEL 2017」にてスノードニアの位置する北ウェールズが第4位に選ばれ、選出理由の一つとしてスノードニアについても言及されています。
今後はサーフィン大国のオーストラリアでも続々とオープン予定となっているウェイブプール。
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ゲームチェンジャーと呼ばれるウェイブプールがどのようなインパクトを残すことになるのか目が離せません。
参照記事:「See how many visitors Surf Snowdonia attracted in first full year」
*サーフ・スノードニアに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
ウェイブプール「サーフ・スノードニア」で開催された2016年UKプロツアーイベント動画