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Photo: Beatriz Ryder/World Surf League

現地時間2023年7月13日(南アフリカ)、Jベイ(ジェフリーズベイ)を舞台としたCT(チャンピオンシップツアー)第9戦「Corona Open J-Bay」が開幕。

イベント初日となった本日は、メンズのラウンド1のみが開催となりました

今回の記事は、コロナオープン@Jベイのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベントニュースをお届けします。


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イベントレポート

Jベイにしてはスモールコンディションであったので、メンズラウンドが開催になるとは意外であった本日。

今後はスウェルは入るのですが、風への懸念があったり、予報がコロコロと変わっているので、まずはクリーンコンディションでスタートさせたといったところでしょう。

イベント初日となった本日のシングルハイエストスコア9.27、トータルハイエストスコア16.27をマークしたのは直近のリオプロで優勝し勢いに乗っているヤゴ・ドラ。

シングルハイエストとなった9.27は、バックサイドでの単発フルローテーションなのでJベイという舞台であることを考えると、再びジャッジ基準について物議を醸すと思いますが。

個人的には、WSLによる該当ライド投稿に寄せられたコロヘ・アンディーノのコメントが非常に響きました。

このスコアは最高。

ジャッジはサーフィンの進化の方向性や若者に何を伝えたいのか意識するべきだね。

波選びやビッグセクションか、もしくはサーフィンにおける限界をプッシュすることなのか?

僕なら後者を選ぶし、勢いに乗っているヤゴの大ファンだよ。

コロヘがこのようなコメントをした理由は、ジャッジが無難なターンのみにハイスコアを付ける傾向があるのですが、今回は異なったためでしょう。

ターンの連続がフルローテーションをスコアで勝れば、ワイプアウト率が高くなるフルローテーションを練習する意味が薄れ、進化が停滞することになります。

果たして、今後はジャッジがコロヘの望む方向に変わっていくのか分かりませんが、とにかくヤゴのサーフィンが見ていて楽しいのは事実。

スコアに直結しないと分かっているバリアル(コメンテーターはポップショービットと言ってます)なんかも入れてましたし。

本日の大番狂わせと言えたのは、ディフェンディングチャンピオンのイーサン・ユーイングを破った和井田理央。

和井田はヒート序盤で7.50をスコアする好発進となったものの、その後は求める波が入らずひたすら待ち続ける事に。

その間、イーサンはミディアムスコアでヒートをリードし、和井田が2本目の波に乗ったのはヒート残り3分を切ってのこと。

逆転するにはラストチャンスと言えるプレッシャーのかかるシチュエーションながら、見事なパフォーマンスで6.60をマークして逆転劇を演じました。

サーフファンによる勝利予想であるファンピックでは、イーサンの勝利が82%、和井田は5%だったので大番狂わせと言えるでしょう。

本日の結果

ハイライト動画

波予報

今後の予報としては、サーフラインによるとスモールコンディション続きとなって16日まではレイデイになると予想しています。

当初は17日から大幅にサイズアップ予定でしたが、現状の予報を見ていると17日も日没後のサイズアップに遅れています。

ただし、18日は10フィート前後のJベイらしいコンディションが期待できるので楽しみにしたいところです。

まとめ

南アフリカと日本の時差は7時間で、日本の方が7時間進んでいます。

ネクストコールが行われる現地時間の7月14日午前7時45分は、日本時間では同日午後2時45分となります。

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公式サイト「Corona Open J-Bay

2023年コロナオープン@Jベイの過去記事